ブラジルW杯 ラウンド16まで終わって

ワールドカップがラウンド16、
決勝トーナメント1回戦まで終わって。

今大会はポゼッションよりも、
縦への速い攻撃が多いうえに、
決勝トーナメント1回戦の
8試合中5試合が延長戦っていう、
激しく消耗する戦いが続いていて。

僕ら日本で見る側としても、
深夜1時と朝5時スタートの試合を、
さらに1時間近く延長されることで、
激しく消耗する戦いになっていて。

そんな中で繰り広げられる、
ノーガードのオープンな戦いは、
中盤がスカスカだけれども、
かなり面白くて、ついつい見ちゃう。

ワールドカップっていう上乗せはあるにしても、
気持ちの入った試合こそが、
おもしろいんだなって実感してる。

今日ベルギーと戦ったアメリカの、
耐えて耐えて耐えまくる戦いなんてもう、
たまらなく感動した。

アメリカ戦を解説した松木さんも
徐々にヒートアップして、
いつもの日本戦の松木さんが出ちゃうほど。
途中から完全に、アメリカに肩入れしてた。

アメリカGKハワードセーブに
「よしっ!ナイスキーパー!」、
ベルギーの選手のプレーに対して
「ファウルだろ!」「ハンドだろ!」、
さらにアメリカの惜しいシーンに、
得点が入ってないのにもかかわらず、
「入った!」って言っちゃってたほどで。

でもその解説が全然ジャマじゃなかったのは、
僕もそんな気持ちになってたからで、
アメリカの戦いぶりに興奮してた。

ただ、気持ちを込めるには、
全員が同じ意図で、
迷いなく戦うことが必要で。

迷いがあったら一歩目が遅くなって、
気持ちを出そうにも出せず空回る。

そしてコンディションが良くて、
目一杯戦えることも大事になる。

日本にアメリカや、
他の勝ち上がってる国ほどの
気持ちが見えなかったのは、
そういうことなのかなとも思ったり。

プレーから見える気持ちっていうのは、
単純な気持ちの入り方だけじゃないわけで。

今、ワールドカップで行われてる、
激しくて興奮する試合を日本代表でも見たいし、
Jリーグでも日常から見せてほしいと思う。

それが4年後につながると思う。

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