2014 J1第17節 追記

昨日のJ1清水の試合、
3-0という8試合ぶりの勝利、
8試合ぶりの無失点試合だった。

これは守備のラインを少しだけ下げて、
守備のブロックを作るっていう、
圧倒的な戦力じゃない中では、
現実的で当たり前のサッカーをしたのが、
攻守にいい影響をもたらしたわけだけど。

新聞報道によると、
これは選手たちで話し合ったうえで、
守備時にブロックを作ることを決めた様子。

0-4で敗れ、7戦連続勝ちなしとなった
水曜のガンバ大阪戦のあと、
選手たちが話し合いをもったようで、
その時点でゴトビ監督の意向は入っていない。

そのあと監督に選手の意向が伝えられたのか、
監督も試合の後の会見で、
いつもよりゴール前にブロックを作り、
ラインをちょっと下げたと話していたけどm。

これがゴトビ監督にとって、
選手が自主性を出したっていうことで、
完全に受け入れたものなのか、
それとも自主性とはいえ、
チーム戦術に関わることだからと、
良しとしないのか。

ただ、相手の柏が悪かったのはありつつも、
結果が残ったうえに、内容も伴なった以上、
今回の勝利は認めざるを得ないはずで。

選手たちが蘇ったかのように、
思い切りのいいプレーを繰り返し、
生き生きとプレーしてたのは事実で。

僕は、ピッチ上で実際に戦うのは選手だから、
このくらい意見して、戦術を無視して、
戦ってもいいと思ってる。

ゴトビ監督も確か、
選手が指示を無視しても、
結果や効果が出ればいいようなことを、
言ってたような気がする。

特に清水は若手が多いのもあって、
監督の言うことをマジメに守りすぎていて、
相手に弱点を突かれたり、
清水の長所を封じられると、
何もできずに終わることが多かった。

選手同士の連携が
うまくいかなかった試合のあと、
「もっと選手同士で話し合わないと」
というコメントが、これまで何度も見られた。

実際、その都度話し合ってるんだろうけど、
本当に変わろうとするための話し合いは、
これまでできていなかったのかもしれない。

それが、リーグの前半が終わっただけとはいえ、
降格が現実味を帯びてきた中で、
やっと選手が危機感を持って、
本当の意味での話し合いを持てたんだと思う。

それがチームとして本来の姿なんじゃないかと、
組織として正しいあり方なんじゃないかと、
社会人として思う。

材料が足りてないのに、
日本一高いタワーを作ろうとしても、
スカスカで脆くて、最悪崩れちゃうわけで。

だったら、ある材料でできる、
高さはなくても頑丈なタワーを作って、
その高さなりの魅力を見せていくべきで。

選手同士の話し合いを続けつつ、
次のFC東京戦も、現実的な戦い方で、
勝ってほしいと思う。

選手がいい意味で、
監督の指示を無視するサッカーを、
これからも続けてほしいと思う。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です