2014 J1第31節 忘れられない、忘れちゃいけない試合

J1第31節、清水はアウェイで
川崎と対戦し、3-2で逆転勝ちした。

今シーズンのリーグ戦で先制された試合は、
0勝3分15敗と1勝もしていない中、
先制点を奪われる苦しい展開。

しかも一度追いついたあと、
前半にもう一度リードを奪われたのに、
それでも食い下がって、
試合終了間際の村田のゴールで逆転。

先制された試合で、今シーズン初めて勝ち、
再び降格圏から脱出して15位に。
降格ラインの大宮に勝ち点差2をつけて、
残り3試合となった。

感動的な試合だった。
テレビの前で、何度もガッツポーズした。

勝ったあと少し冷静になったとき、
等々力に行けなかったことが、
悔しくて悔しくて、たまらなくなった。

とんでもなく大きな、
試合終了間際の村田のゴールだった。

ここで勝ち点3を積み上げるのと、
勝ち点1で終わるのとでは、雲泥の差。

残留争いに身を置いたことのない選手たちが、
これから3週間のインターバルを、
過度なプレッシャーの中で過ごさず、
前向きなプレッシャーの中で過ごせる。

今日の戦い方で結果を出せたことで、
3週間を不安な中で過ごさずにいられる。
ブレずに3週間後まで準備できる。

村田のゴールが変えたものは、
計り知れない大きさがある。

前半の試合内容は、良くなかった。

試合の入りはアグレッシブだったけど、
徐々に相手に寄せられなくなって、
ボールの持ち手を自由にさせてた。

その結果、川崎のパスがきれいにつながり、
清水はミスも増えてバタついた。

2失点目はミス続きの中で決められた、
取られ方として、最低のゴールだった。

それでも勝てたのは、運もある。

川崎で鋭い突破を見せていた小林悠が
足を痛めて一時動きが落ちたあたりで、
清水は余裕を持ち始めた。

中村憲剛が負傷交代してから、
川崎の攻撃に怖さがなくなった。

清水がこれまで不得意としてきた、
縦に速い選手と中盤で違いを作れる選手が、
どちらも欠けた時間帯で、
試合は大きく清水に傾いたと思う。

ただ、この勝利が偶然かといえば、
そうじゃないと言えるほど、
後半の清水の攻撃には迫力があった。

前節、明らかに違いを生んでいた竹内を、
スタメンで使ったこともあってか、
清水はただのパス回しじゃない、
得点に結びつきそうな攻撃を仕掛けられていた。

六平と竹内という2人がいることで、
大榎監督のパスサッカーは、
単にパスをつなぐだけじゃない、
得点を奪うためのパスが増えていた。

これまで縦を狙う気持ちはあっても、
実際に縦への効果的なパスは出せてなかった。
パスを出す味方を探すうちに、
ワンテンポ遅れて、相手ゴールの周りで、
ボールを回しながらウロウロするしかなかった。

竹内と六平が持っている、
ボールをもらう動きの良さと、
パスを出すタイミングの良さと視野が、
縦への推進力を、明らかに上げていた。

そして、縦へ早い攻撃ができたのは、
最終ラインを高めに保てたのも理由のひとつ。
いつもよりスピード感があった。

それは川崎が守るチームじゃないうえに、
後半に運動量が落ちたことが、
大きな理由なんだろうけど、
清水がボールを奪ったときに、
相手ゴールまで近かったことが、
スピードを生んでいたっていうのもあるはず。

ラインが高い分、セカンドボールを拾えていたし、
前線へ抜けだされそうなパスを、
ことごとくカットできていた。

今の清水にとっては、
これしかないスタイルだと思う。

試合後に明かされた
「ラインを下げるのを1秒ガマンする」
という約束事を自然に表現できるよう、
次節までの3週間を準備できるといいなと思う。

次は3週間後と大きく空いての、
ホーム・名古屋戦。

新監督になってから、
これだけまとまった時間はなかった。

今日の戦い方を成熟させるには、
かなりありがたいインターバル。

今日の後半の感触のまま、
3週間準備すれば、結果はついてくるはず。

大榎監督就任から3か月という時間を経て、
けが人も復帰してきたことで、
結果が出始めている。

残り3試合で残留を決めたとき、
今日の試合は、忘れられない試合になる。

というか、あまりのうれしさに、
録画した今日の試合を、
この3週間で何度も見ちゃって、
脳の機能的に忘れられなくなる可能性もあるけど。

「2014 J1第31節 忘れられない、忘れちゃいけない試合」への2件のフィードバック

  1. 清水のグーナー

    いつも最新お疲れ様です。あと3試合全部勝って残留しましょう。

  2. イチカワ

    >清水のグーナーさん
    そうですね、全部勝てばいいんです!
    残留、信じてます!

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