2015 ナビスコ杯第4節 兆候

Jリーグヤマザキナビスコカップ、
グループリーグ第4節、
清水はホームで仙台に2-1で勝利した。

4日前のリーグ戦からスタメンは9人変更。
これからの連戦の疲労と、サブ組の試合勘や
モチベーションを考慮した、ほぼターンオーバーの布陣。

これでナビスコカップ開幕からの連敗を3でストップ。
リーグ戦含めた公式戦での連敗も、7で止めた。

戦い方が、変化した。

無理につないでうまくいかないなら、
シンプルに、1トップの長沢に当てる。

これでいいと思う。

手詰まりになったときにすべきことを、
全員が共有しておくことで、
自分たちのボールになったとき考える時間が短縮される。
判断が早くなれば、全体の攻撃が迫力を増す。

長沢というポストプレーができる
分かりやすい武器をもともと持っていたわけで、
それを活かさない手はなかった。

もちろん、仙台も大幅にメンバーを入れ替えていて、
プレスもきつくなかったうえに、
連係や単純なミスが多かったっていうのが、
清水が勝てた大きな理由だと思うし、
だから武器を使えてたっていうのはある。

ただ、単純に武器を使おうとしたこと自体、
未成熟なチームで、意味があったと思う。

スペースがあったときに、
澤田のスピードで得点を奪えたわけで、
どうやってスピードある選手を活かすか、
どうやって澤田や村田の前にスペースを作るか、
今度はそういう武器の使い方が、
もっともっとうまくなればなと思う。

強い相手と戦うときは特に、
周りのサポートが重要になるはずで。

これまで自然治癒を期待してたけど、
症状は悪化するばかりっていう状態だった。

今回、手遅れになる前に、適切な治療をしたと思う。

この治療を続ければ、
チームは全然良くなっていくと思う。

次はウタカやデュークの活かし方っていう、
もうちょっと難しい治療もある。

病状が回復に向かうんじゃないかと思えるのは、
それが微かな兆候であれ、うれしい。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です