2015 J1 1st第13節 相手の長所を引き出す戦い方

J1 1stステージ第13節、
清水はアウェイで湘南と対戦し、0-4で敗れた。

ディフェンスラインを高く保って戦った清水は、
再三、裏への飛び出しを仕掛けた湘南に、
まんまと点を許し続け、終わってみれば4失点。

順位は17位で、最下位とは得失点差1だけ。
厳しい戦いが続いている。

清水の守備戦術が整っていないことと、
ディフェンスの選手がケガ人だらけなことが、
モロに出た試合だった。

高い最終ラインの裏へ抜け出され、失点を重ねた。

最終ラインを高く保つことが、
すべて悪いってわけじゃないとは思う。

全体の連係が成熟していて、
ディフェンスの選手が駆け引きで
優位に立てるのなら、いいのかもしれない。

ただ、今日の清水は、
最終ラインを高く保っていただけだった。
言い換えれば、相手に裏へ抜け出すスペースを、
空けてあげていただけだった。

守備的な選手にけが人が続出し、
ディフェンスの連係が未成熟な中、
ボールを奪ってのカウンターが得意な湘南が相手なら、
高いライン設定には、かなり大きなリスクがあったはずで、
もう少しラインを低くする選択肢もあったと思う。

実際、清水の守備が自陣で構えているときは、
湘南はボールを横に動かすだけで、
簡単に失点する感じはしなかった。

今までのリーグ戦と違う戦い方をして、
わざわざ相手の長所を引き出す必要はなかった。

結果論とはいえ、こんな感じでやられるリスクは、
もともと十分高かったと思う。

水曜のナビスコ杯・名古屋戦では、
確かにラインを高く保つことで、
相手を圧倒する時間帯が長かった。

でもそれは名古屋のプレッシャーが
それほどきつくなかったことや、
特に清水がうまくいっていた前半に、
名古屋の核となる選手が出ていなかったこともある。

清水がうまくいっていたのは、
自分たちの戦い方ができていたからというより、
結果的に「相手に合わせた戦い方」になっていたからだと思う。

でも湘南のように「ボールを奪い返す」意識が、
かなり高いチームとの対戦では、
高い位置でボールを奪われて、
ディフェンスラインの裏へと抜けられる危険が高い。

清水が攻めに転じた瞬間、ボールを奪われれば、
高い最終ラインの裏へ抜けられ、
一発で決定的なピンチになる。

湘南は、そのチャンスを常に伺うチームだと、
戦う前から分かっていたはずなのに、
わざわざ湘南にとって攻撃しやすい戦い方をしていた。

レギュラーの平岡がケガ、ヤコヴィッチが出場停止、
さらに村松と犬飼も合流したばかりという、
かなり苦しい台所事情で、
厳しい戦いになるのは当たり前だと思う。

でもそれなら、出場できる選手でできること、
点をとられない守備のやり方があったと思う。

監督のやろうとしていることと、
選手ができることのギャップは、
フィールド上で選手が自ら埋めるしかない。

でも、監督の指示に、いい意味で無視したり、
反論できるだけの経験が、
最終ラインの3人にはなかったように思う。

1週間後、選手がどこまで戻ってくるかは分からない。

ただなんにしても、川崎相手に、
今日と同じ戦い方をしたら、
レナトや大久保、杉本健勇に切り裂かれると思う。

だんだん良くなってきてたチームを、
もう一度思い出して、そのためにも戦い方を戻して、
川崎戦に臨んでほしいと思う。

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