2015 J1 2nd第13節 瀕死状態

J1 2ndステージ第13節、
清水はアウェイで松本と対戦し、0-1で敗れた。

清水はまったく形を作れず、
惜しいシーンすらほとんどないまま試合終了。

残留圏内の新潟との勝ち点差は9で、
その下の降格圏・松本との勝ち点差も6。
残り4試合での最大勝ち点が12ということを考えると、
残留が絶望的ともいえる状況に追い込まれた。

チームとしての形を成していない。
何をしたいのか分からない。

寄せ集めの選手で、決められたルールもなく、
11人が11人それぞれで戦っている感じ。

闘える選手を選んだのなら、
前線へ放り込んで何とかするサッカーを、
徹底的に展開するべきだったと思う。

変につないで前線に運ぶんじゃなく、
中盤を省略してテセに当てる。

偶然でもいいからボールがこぼれて、
攻撃の4人がなんとかするっていうサッカー。
あとの選手は守備に専念する。

右サイドバックを六平から犬飼にして、
中盤を枝村から杉山浩太にしたってことは、
そういう意図はなかったんだろうか。

逆に放り込み続ける意図がないのに、
ただ「闘える」っていうだけで11人を選んだのなら、
それは意図もなく戦うだけの愚策でしかない。

そもそも清水がこれまでやってこなかった戦い方を、
この追い詰められた場面で
急にできるかという問題もある中で、

少なくとも、闘える選手をどんな戦術で戦わせるか、
それを間違えたり、意図がないと、
闘える選手でも、闘えない。

だからというか、しかもというか、
もう何度書いてきたか分からないけれど、
すべてのプレーの精度が低いし、
すべてのコンビネーションがうまくいってない。
特にテセやウタカとの意図が合っていない。

トラップも、パスも、クロスも、すべてズレる。
あらゆるプレーに力が入っているのもある。
プレーの意図もズレている。

すべてのプレーで慌てているのは、
自信がないからで、自信のよりどころがないからで、
それはつまり、自分たちの形がないからだと思う。

戦う気持ちがないはずがない。
でも、戦う気持ちが感じられないのは、
チームとしての戦い方ができていないから。

今のメンバーで、今の置かれた状況で、
今日のスタメンで、勝ち点3を奪う戦い方は、
前線に放り込む戦い方だったんじゃないだろうか。

中途半端すぎたと思う。

とはいえ、可能性がある限り、
希望は捨てずにいたい。

残り4連勝したところで、
残留できる可能性はかなり少ない。

でも、もがきたい。もがいてほしい。
せめて、もがき、あがく姿を見たい。

で、もがく姿を見せるには、
今日書いたように、戦い方が必要になる。

今日の試合で、意図したことはあったのかもしれないけれど、
それが見えなかっただけに、
次の試合では、パスをつなぐでも、放り込むでもいいから、
何をしたいのか、ハッキリさせてほしい。

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