チョコパイ 情

韓国・ソウル市内のスーパーで買ったお菓子。

情(ジョン)
※価格:6個入り/確か2400ウォンくらい(250円前後)

オリオンという菓子メーカーのチョコパイ。
日本の駄菓子メーカー・オリオンとはまったく別の、
韓国の有名菓子メーカー。

1974年に、韓国で初めて作られたチョコパイらしく、
韓国やアジア諸国では絶大な人気を誇る。

中でも北朝鮮では「第2の貨幣」とも言われてて、
韓国企業の工場が並ぶ開城工業団地の人たちにとっては、
「第1の貨幣」ともいえる存在になっている。

というのも、板門店ツアーのガイドさん曰く、
労働者に支払われる給料は、
企業から北朝鮮の政府を経由して支払われるので、
月15万ウォン(約1万6千円/2015年11月時点)しかもらえない。
(それでも北朝鮮の中では高いけど)

そこで、このチョコパイ。

おやつやご褒美としてもらえるチョコパイは、
例えば普通の人は1日7個もらえて、
技術があると10個もらえるといったような形らしく。
パソコンのタイピングが速い、みたいな。

北朝鮮でチョコパイは最高級のお菓子。
闇市場で1個500ウォンで売れるから、10個で5000ウォン。
チョコパイ10個で、いいお小遣いになるらしい。
いや20日で10万ウォンだから、もはや副業。

で、そこで食べられているのが、この「情」。
北朝鮮の話を知ったら、「情」という漢字に、
すごく深い意味が込められてるように思えてきた。
(実際「情」には「家族みんなで楽しめるハートフルなお菓子」
 という意味が込められてるらしい)

ちなみに韓国映画「JSA」では、
韓国の兵士が、仲良くなった北朝鮮の兵士に対して、
「南に亡命すれば、美味しいチョコパイいつでも食えるぜ」という
殺し文句で誘うシーンがあるほど、北朝鮮の人にとって、
韓国のチョコパイは特別らしい。

前置きが長くなったけど…

このチョコパイの特徴は、
中に入ってるのがクリームではなく、
マシュマロだということ。

韓国ではこっちが定番らしく、
アメリカで誕生した世界で初めてのチョコパイも、
マシュマロが入ってるタイプなんだとか。

僕は正直、美味しいと思わなかった。

チョコパイならクリームじゃないと、
物足りないというか、なんというか。
慣れかもしれないけど、幸せ感が足りないというか。

まあ、板門店へ行った旅行の記念には、
チョコパイの「情」もいいんじゃないかと。

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