第37回皇后杯決勝 澤選手最後の試合をスタジアム観戦

第37回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会決勝
アルビレックス新潟レディース×INAC神戸レオネッサの試合を、
等々力陸上競技場で観戦した。

INACの澤選手の現役最後の試合ということで
注目が集まり、観客数は20379人と、
皇后杯史上最多動員数だった。

スタジアムへ着いたのは試合開始20分前。
バックスタンド側のゲートに着くと大行列。
流れは速かったけど、スタジアム外で
澤選手の選手紹介を聞いたのは残念だった。

場内からはもちろん一番の歓声が聞こえた。


というわけで選手入場から


アルビレックス新潟はさすがJクラブもあるので大挙


INACゴール裏は少数精鋭 女子クラブだけだと厳しい…


バックスタンド2階に入ったら偶然INAC寄りに


試合開始直前のINAC神戸


澤選手、ウォーミングアップに余念がなかった


試合開始

多くの人が澤選手のゴールを望む中、
78分、川澄選手のコーナーキックを
澤選手がきれいにヘディングで合わせてゴール!

澤選手は攻撃を作る選手じゃないわけで、
全体のバランスをとってたわけだけど、
セットプレーではみごとな弾道のヘディング。

コーナーの軌道から澤選手のヘッドで、
ゴールへと吸い込まれていく映像は、
レジェンドの最後のゴールとして忘れないと思う。

スタジアムに来て良かった!と思える瞬間だった。


近賀選手と喜ぶ澤選手


そしてこれが決勝点となって1-0でINAC神戸が勝利


INACが2年ぶり5度目の皇后杯優勝を果たした


喜ぶ選手たちの真ん中には澤選手
※ちなみにこの直後に胴上げ 写真のタイミングを間違えた!


準優勝のアルビレックス新潟 いいサッカーだった


そして優勝のINAC神戸


金色キャノンで祝福


表彰式で記念撮影


という試合でした

さすが澤選手としか言いようがない。

スタジアム全体が澤選手のゴールを待ち、
僕の後ろに座ってた子供たちも、
「澤にゴールさせないとだめなんだよな」と、
空気をきっちりと感じ取る発言をしていた中…

きっちりと決める澤選手。
いつもここぞというときに決めてきた、
澤選手らしい姿を、最後も見ることができた。

試合自体は、盛り上がりに欠けていた。

どちらのファンでもない人が多かったことや、
恐ろしく寒い冬の日だったことはありつつも、
チャンスシーンがあまり訪れず、
スタジアム全体が静かだった。

新潟ゴール裏からのチャントが続く程度で、
だからって別に静かに見ていたいわけじゃなく、
沸きたくても沸けるシーンが少なかった。

新潟はサイドに散らして
相手陣内へ運ぶのがうまいんだけど
最後のところの展開力が足りなかった。

神戸は長短のパスで
相手ゴール近くへ運ぼうとしてたんだけど、
最後のところの精度が足りなかった。

女子サッカーだから
迫力やスピードがないというのはありつつも、
とはいえ、ゴール前での攻防が少なかった印象。

試合内容という意味では、退屈だった。

まあ、澤選手のゴールが、
そのすべてを打ち消したわけだけど。

餃子もエビチリも麻婆豆腐も微妙な味だけど、
チャーハンだけは美味しい中華料理店みたいな。

あと僕の周りだけなのか分からないけど、
小学生の子どもがかなり多かった。

INAC神戸は髪を後ろで結んでる選手が、
澤選手以外にも何人もいるから、
子どもたちは「澤が一杯いる!」と話してた。

「今のは@番にパスを出さないとだめだな」
「まあ、今のドリブルは分からなくはない」
とか、こども解説者は語っていた。

子どもたちにとっては、
いろいろ語れる、いい教材なのかもしれない。

そして試合後…


澤選手のセレモニー


高円宮妃殿下から花束の贈呈

まるで澤選手のための試合のよう。
で、実際にそういう試合にした澤選手のスゴさ。

いわゆる“持っている”人というのは、
“実力を持っている”人。

実力を持っている人というのは、
実力を持つために日々全力で練習している人。

そんな誰もが分かる当たり前の法則で、
でも多くの人ができないことを、
愚直に行っているから、持っている人になれるんだと思う。

そしてあまりの寒さにトイレが我慢できず、
選手たちが場内一周する前に、
試合を観ていたバックスタンド2階から、
1階に下りてトイレへ。

で、トイレから出ると歓声が。
何かと思って近寄ってみると…


INACの選手たちがサポーターが待つゴール裏へ。


なぜか川澄選手のダンソンからの…


二―ブラがありつつ


澤選手のあいさつ(二―ブラされた人じゃないです)


このあと場内をまわっていきました

澤選手、おつかれさまでした!

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