2016 J2 第10節 ホーム戦11か月ぶり(!)の勝利

J2第10節、清水はホームで
金沢と対戦し、4-1で快勝。

ホーム戦の勝利は、
去年5月30日のJ1川崎戦以来、
17試合ぶり、11か月ぶりのホーム戦勝利。

大前とチョン・テセが、
それぞれ2ゴールを挙げて、
ついに、自宅の鬼門を突破した!

この勝利の大きさは計り知れない。

選手たちは、ホームで勝てないという
プレッシャーから解放されたと思う。

そしてスタジアム全体を包む空気も、声援も、
これからポジティブになって、
選手たちにいい影響を及ぼすと思う。

勝てたことだけでも、十分な試合だった。

それに加えて良かったのは、
相手との個のレベルの違いはありつつも、
サイド攻撃を中心に、4点を奪って勝てたこと。

後半、余裕が生まれたことで、
2人の選手の関係性だけじゃなくて、
3人、4人と攻撃に絡んで、
ゴール前に複数の選手が飛び込んで、
迫力ある攻撃を仕掛けられていた。

相手の個の能力がもっと高かったり、
フィジカルが強かったり、
最後まで集中して守られたりしたら、
封じられる可能性はあるけれど、
人がたくさん絡む連動性のある攻撃は、
これまであまり見られなかった。

試合への手応えや得点を奪った自信が、
中盤からサイドへの正確なロングフィードを生み、
サイドで1対1で勝負できる状況を生んでいた。

連動性でいえば70分の攻撃、テセがキープして、
左サイドに走り込んだ白崎に出し、
グラウンダーのクロスがこぼれたところを、
六平がシュートしたシーン。

得点にはならなかったけれど、
おもしろくて、得点のニオイのする攻撃だった。

あとはこの試合の前半のように、
集中して守られたときでもこの攻撃ができるか、
寄せの早い相手でも正確にプレーできるか、
そこをクリアできれば、
チームとして大きくステップアップできると思う。

僕はこれまで、高さが足りないことに
物足りなさを感じていたけれど、
今日の後半くらいの連動性が生まれれば、
今のメンバーでも、戦えるかもしれない。

前半のような試合をしていたら、
やっぱりもっと高さやフィジカルが必要だけど。

ゴールデンウィーク、残りはアウェー2連戦。

これまでアウェー4連勝と得意だけど、
ホームで勝てたことが、心理面に影響して、
逆にアウェーがうまくいかなくなる可能性もある。

「ホームで勝てないから、せめてアウェーを!」
という集中力の上乗せがなくなることで、
アウェーでの強さが陰る可能性もなくはない。

まずは次の京都という簡単じゃない相手にも、
今日の攻撃ができることを証明して、
気を引き締めて勝利してほしい。

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