J2第25節、清水はアウェイで千葉と対戦。
前半の早い時間に2-0としながらも、
後半に2-2に追いつかれ、
さらに川口の退場で10人になった清水は、
2-3と逆転を許して万事休す…
と思いきや、90分に同点ゴール、
さらにアディショナルタイムに
テセの逆転ゴールで4-3の勝利を収めた。
そんな劇的すぎる試合を、スタジアム観戦しました!
JR蘇我駅はジェフ色 ジェフは改札カラー
専用スタジアムのフクアリはJ屈指のスタジアムだと思う
選手入場
凛々しい犬たち
千葉ゴール裏
清水ゴール裏
Sバック指定席から観戦 清水ユニを着た人も多め
さあキックオフ
試合は劇的な展開を見せ…
清水が10人になりながらも4-3で勝利!
90分と90+4分のゴールでまさかの逆転
興奮を抑えられない清水の選手たち
ゴール裏へのあいさつ 異様なテンション
「バカ盛りちばチャンマッチデー」は、
試合の中身もバカ盛りだった。
内容的にはちょっと酷い試合。
エンターテインメントとしては最高の試合。
4年前に味スタで観戦したFC東京戦、
清水が2人の退場者を出したあと、
パーフェクトカウンター発動で得点を奪い、
1-0で勝った劇的な試合を思い出した。
2点差を逆転される最悪の展開に、
「ひどい試合だったよ!」
と笑えない試合になるところが、
再逆転で笑える試合になった。
勝ち点0が、一気に勝ち点3になった。
とにかく大きな勝利だった。
清水は前半、主に河井を経由して
テンポ良くパスがつながり、
ポンポンと2得点したあたりでは、
これは楽勝なんじゃないかという雰囲気があった。
ところが、途中でおかしくなるのが最近の清水。
前半途中からパスがまわらなくなり、
後半に相手がシステムを変えてくると、
また対応することができず、
さらに機能しなくなって防戦一方。
川口が退場すると、何もできない時間が続いていた。
だから、まったく褒められる内容じゃなかった。
とにかく単純なミスが多かった。
2失点目、GK杉山力がこぼした場面だけじゃなく、
パス、クリア、フィード、トラップ、ドリブルの判断、
いろいろとミスが多くて落ち着かなかった。
だから2-3になった時点で、
正直、僕は諦めていた。
清水を応援する人がみんなそんな感じだった。
内容は変えなきゃならない。
そうしないと、この先は厳しい。
ただこの逆転勝利は、
偶然だけじゃなかったと思うし、
これから大きな意味があると思う。
去年4月の山形戦、
3点のリードを奪っていながら、
85分から立て続けに得点をとられ、
ドローに終わった試合は、
5連敗で自信を失っていた中で起きた同点劇だった。
この試合の恐怖は、教訓を上回り、
その後も清水を苦しめたと思う。
一方で今回は、チームが実力をつけ、
負けなしを続けてきた中で自信を持てるようになり、
前向きに戦ったからこその、逆転劇だったと思う。
ここで得たさらなる自信は、
これからの試合で、生きてくると思う。
教訓とともに得た自信は、大きかったと思う。
そして何より大きかったのは、勝ち点3。
内容はともあれ、観戦できて幸せだった。
負け試合ばかりを見てきただけに、
喜びは爆発というか、破裂した。
ちなみに帰り道、千葉ファンが、
今日の感想を話していた。
あるところでは…
「清水にも勝ち点3あげちゃったね…」
またあるところでは…
「J1から来た感じだったよね…」
そして別のところでは…
「久しぶりに清水の応援を聞いたら、
楽しくて覚えちゃった」
いい人すぎる、千葉ファンの人たち。
それと同時に、フクアリ周辺に広がる
J2の沼の存在を確認した。