M-1グランプリ2016で、銀シャリが優勝した。
最終決戦に残った3組は、
松本さんが言った通り僅差で、
誰が優勝してもおかしくなかった。
勝敗を分けたのは、
漫才の種類だったように思う。
銀シャリは、センターマイクの前に立ち続け、
話芸だけで勝負する、しゃべくり漫才だった。
和牛とスーパーマラドーナは、
役を演じ、舞台を動くコント漫才だった。
しゃべくり漫才で笑わせるのは、
コント漫才で笑わせるよりも難しい。
だから面白さが僅差になると、
より難しいしゃべくり漫才の方が、
評価は高くなるんじゃないかと思う。
フィギュアスケートでいうところの、
しゃべくり漫才が4回転ループで、
コント漫才が4回転トゥループ。
って、もっと分かりにくいけど…
笑いの量(出来栄え点)が近いときは、
しゃべくりの方が基礎点が高いから、
しゃべくりが総合点で上回るっていう。
どんな基準にせよ、3組とも面白かったし、
今、突然面白くなったわけじゃない。
これからテレビへの露出が増えるのは
カミナリだったとしても、
ちゃんと面白い、3組の最終決戦だった。