2017 J1 第6節 守備特訓してもらえたうえに勝利

J1第6節、清水はアウェイで
柏と対戦し、2-0で勝利した。

2連敗中ということで負けられない試合は、
前半攻められ続けたのを耐え、
後半も多くないチャンスを決めての勝利。

成績を3勝3敗の五分に戻した。

アウェイのお手本のような勝ち方だった。

試合開始から攻められまくるものの
前半をなんとか0-0で折り返し、
後半に交代選手が得点に絡んで先制、
終了間際に追加点で仕留めた。

こういう試合を、
2試合連続3失点で連敗した直後の試合で、
できたというのは、とてつもなく大きい。

やっていることが正しくても、
負けが込んでしまうと、
チームを不安というもやが包む。

正しい道を進んでいても、
もやで見えないから方向が分からなくなって、
ときに間違った方向転換をして、
余計に道に迷っていく。目的地から遠ざかる。

この勝利で、もやが晴れた。
それだけで価値がある。

そして、自信になるのが、
ここ2試合連続3失点だった守備。

19本のシュートを撃たれたほど、
攻められまくった試合は、
守備が崩壊気味だったチームへ
守備練習をしてくれたようだった。

守備練習のために
スタメンをいじらなかったのかと思えるほど
しこたま攻撃された。

そんな試合で、ミスに助けられつつも、
その結果の無失点は大きい。

そして2連敗の6失点中5失点が
セットプレー絡みということで、
今週セットプレー対策の練習をしてきた中、
セットプレーでやられなかったことは、
練習の成果が出た形になった。

正直これも、柏のミスに助けられたことや、
セットプレーの高さがなかったことは大きい。

とはいえ、8本のコーナーキックと、
ゴール近くでのフリーキック数本をしのいで、
試合を終えられたことは、
これからの守備の自信につながると思う。

しかもその試合で、小林監督は、
角田を戻さず、あえて二見を起用した。
賭けだったと思う。

そこには、柏の特徴をふまえて
二見の方がいいという判断もあったんだろうけれど、
同時に、1つの試合に負ける危険性よりも、
シーズン通して考えて、
二見の自信を失わせない可能性に賭けたのもあるはず。

運も手伝って賭けに勝ったことは、
大きな意味を持つと思う。

偶然勝ったといえるかもしれない。

でも、2連敗中のチームには、
偶然も必要だった。

もうすぐけが人が次々と帰ってきて、
期待の新外国人・チアゴも、
ルヴァン杯で試運転が始まる。

今日の内容はまったく良くなかったけれど、

滑走路のもやが晴れ、
上昇するタイミングが
近付いていると思える勝利だった。

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