2017 J1 第23節 この完敗が意味を持てばいい

J1第23節、清水はアウェイで
首位・鹿島と対戦し、0-2で敗れた。

先制されてからは、
鉄をつまようじでつつくかのように、
清水は鹿島にまったく歯が立たず完敗。

すべてで上回られた試合だった。

ホント、完敗だった。

鹿島は前節の大量失点で、
守備意識を高めて試合をしていたからか、
スキを見せず失点しない戦いに終始。
先制のあとは、リスクを冒さないボール回しを続けた。

清水はけが人だらけで、個での攻撃が難しい中、
新加入でコンディションも
コンビネーションもまだまだの増田を先発起用。

その結果、開始から10分を過ぎると何もさせてもらえず、
ただただ時間を過ごしただけだった。

小林監督は、鹿島に勝つこと以上に、
これからの残り試合を勝つことを優先したんだと思う。

これまで通り、竹内・六平のダブルボランチに、
鎌田のサイドバックでやれば、
これまでの、それほど悪くない内容になって、
もう少しチャンスは作れていたと思う。

でも小林監督は、この1試合の勝利より、
残り試合の勝利を優先した。
首位の鹿島が相手のアウェイ戦だから、
この試合で手に入れる勝ち点よりも、
今後の試合で手に入れる勝ち点を大事にした。

試合を使って増田をフィットさせる意味合いが
強かったように思う。

その結果、ちぐはぐなプレーに終始した清水の選手は、
ピッチ上を漂うだけで、何もできなかった。

僕は、仕方ない敗戦だったと思う。

本来は増田のコンディションがもっと上がって、
選手同士の特徴を理解したあとで、
試合に出場させるのが正解だとは思う。

ただ監督は、試合中にコミュニケーションをとることで、
1試合でも早くフィットすることを選んだ。

シーズン終了時、増田がしっかりフィットして、
目標の9位以内が達成できていれば、
今日の選択は正しいものだったことになる。

そうなってほしいと思うし、
満員近い観客が集まりそうな次節・ホーム浦和戦で、
今日の試合の意味が見えればと思う。

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