2017 J1 第28節 次につながる失点0なのか?

J1第28節、清水はアウェイで
17位・大宮と対戦し、0-0で引き分けた。

広島に続いて残留を争う相手との戦いで、
ここ数試合と同じ冴えない内容。

守りに重心を置いて、
テセ・チアゴの2トップ頼みのサッカーも、
守備から攻撃への策が見えず何もできず。

勝ち点1は最低限の結果とはいえ、
これで降格圏との勝ち点差は2。
残り6試合、完全に残留争いに飲み込まれてしまった。

守備が、相当ヤバい。

天皇杯含め、前の試合まで3戦10失点。
うち2試合が爆発力のある川崎相手だけど、
相手関係なく、守備面はここしばらく脆い。

前の広島戦も今日の大宮戦も、
相手の内容もそれほど良くなかったわけだけど、
それ以上に内容が悪かったのが清水で、
特に守備は普通にやれば広島戦みたいにやられ、
がんばって守っても、甘い守備だらけの中、
偶然守りきれた今日の試合みたいになるしかない状況。

で、今日、ヤバさを象徴していたのは、
本来なら勝ち点3を取りに行く相手だというのに、
こんなにも守備に重心を置いていたという戦略。
そのくらい、守備が危うい状況にある。

その結果、失点0だったわけだけど、
防いだんじゃなくて、決め切れない相手だっただけで、
それほど守れていた感覚はない。緩かった。

守備から攻撃に移るときに、
ボランチがうまく運べないことも、
守りがきつくなる大きな要因になっていた。

本来ならこの試合は、失点0にすることで、
守備への自信を回復したかったところだけど、
実際は偶然守りきれた部分が大きくて、
どこまで選手に自信が戻ったか疑問。

次の試合へ不安の残る失点0だった。

で、この守備の不安の最大の理由は、
センターバックもボランチも固定しないこと。

しかもボランチは2人とも攻撃的で、
竹内はコンディションが悪く、
枝村は本来ボランチではない。

今日のセンターバックは初めて組むコンビで、
連係がうまくいかない様子だった。

なのに全体的に、声が出ていないという。

2週間のインターバルのあと、
センターバックは犬飼と二見が戻りそうで、
ボランチには増田も戻ってくる。

そうなったとき、センターバックは
犬飼のコンディションさえ戻れば、
元のコンビネーションでうまくいきそうだけど、
ボランチは加入後1試合しか出場していない
増田とのコンビを構築する必要がある。
増田のコンディションも分からない。

終盤戦なのに、安定するかどうか、
やってみないと分からない…。

2週間後の静岡ダービーを前に、
3試合で10失点の守備陣が失点0で、
2週間後は犬飼も増田も戻ってくる。

そしてケガ明けのテセ・チアゴ・白崎の
試運転を済ませて、コンディションも上がりそう。

これだけのプラス材料があっても、
不安しかないくらい、今の清水はヤバいと思う。

ただそれでも、静岡ダービーが
変わるきっかけになってくれるはずと、
思っちゃうわけだけど。応援してるから。

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