J1第10節、清水はアウェイで
名古屋と戦い、3-1で勝利した。
特に試合内容の変化はなかったものの、
名古屋の状態の悪さが、清水の決定力を引き出し、
久しぶりの複数得点、久しぶりの勝利。
リーグ戦7試合ぶりの勝利を挙げた。
この試合、清水の勝因はシンプルで、
相手の名古屋が非常に悪かったことにある。
前半、両チームとも酷かった内容の試合で、
まだマシな清水が上回り、先制し、
後半は先制したことで焦りがなくなり、
フィニッシュが正確になり追加点を奪った。
清水はいつものように、ゴール前へ迫る迫力がなかった。
相手陣内でボールを回すけれど、
得点をとるアイデアに乏しく立ち往生。
そうやってボールを回している間に、
相手にカットされてカウンターを食らってもいた。
ここ数試合と内容は変わらない。
相手が悪くて結果が出たというだけだと思う。
とはいえ勝てたことが、攻撃面でかなり大きいのも確か。
これまでの試合も接戦を演じ、
先制していれば勝てた試合もあったかもしれない。
先制されたことで、焦りが強くなり、
決まるはずのゴールも決まらなかったのはあると思う。
それが今日の試合、先制したことで、
2点目の石毛のミドルはきれいに決まったのかもしれない。
3点目にテセが金子に出した場面も、
負けていれば自ら打つか、金子もきっちり決めていたか分からない。
そういう呪縛から解かれるための、
ひとつのきっかけになる可能性はある。
勝った手ごたえは大きくないはずだから、
これで浮上できる!という気持ちにはなれないけれど、
とりあえず久しぶりに勝てたことは重要だと思う。