J1第15節、清水はアウェイで
川崎と戦い、0-3で敗れた。
試合は終始、川崎ペース。
というか川崎が完全コントロール。
清水は何もできずに3点を奪われ敗れた。
最低であり、予想できた試合でもあった。
最近のパフォーマンスからは、ありえた試合。
全体が連動していないからか、
プレッシャーをかけるとき遅れる場面が目立って、
相手をフリーにし、次々とパスを回された。
一方で清水は距離感が悪くて、
パスの出しどころがないというか、
うまくパスの出しどころを作れず、
近くの味方に逃げるパスをするか、
前線へ五分五分のボールを蹴り出すか。
その結果、相手の攻撃を受け続け、
流れの中じゃなくても、必然的に失点を喫した。
こうして、実際の個々の能力以上の、力負けになる。
たぶん前節の4-2からも、
その前の1-3からも特に変わっていない。
相手がミスするチームには勝てるけど、
相手が普通にプレイできるチームには勝てない。
清水が何をしたってわけじゃなく、
相手のプレー精度の良し悪しで結果が変わるだけ。
それは当たり前といえば当たり前なんだけど、
清水が結果を動かす印象がない。
たぶん今、結果を動かすための練習をしているけれど。
シーズン序盤は、守備の立て直しによって、
強固なディフェンスから勝ち点を稼いでいた。
それが今、攻撃を組み立てる練習を始め、
パスで相手を崩そうとしているところで、
勝ち点を奪えなくなっている。
それがどこまで関係しているか分からないけれど、
ゴトビ監督体制下でも同じようなことがあって、
現実路線で守備すれば勝ち点を稼げていて、
自ら試合を動かそうとすると負けが込んでいた。
なかなか解決しない問題なんだろうと思う。
これで、およそ2か月のW杯インターバルに入る。
現在10位とはいえ、J2との入れ替え戦になる
J1参入プレーオフの16位との勝ち点差は3。
しかも下位には資金が潤沢にあったり、
上位へ行く力のあるクラブがかなり多い。
ただ、これで方向性を変える必要はないはずで、
再開までには、シーズン前以上の準備期間がある。
攻撃をどう組み立て、
そのとき守備を、どうまとめていくか。
今の戦い方からの積み上げで、
攻撃をうまく融合させるためには、
いいインターバルになると思う。
ちょっと早い夏休みは、宿題がたくさんある。
宿題をしっかりやれば、力は伸びているはず。
今日みたいな試合を続けたら、落第だと思う。