粉瘤(アテローム)を、へそ抜き手術(くり抜き手術)で取りました。

今日、手術しました。

「粉瘤」「アテローム」などと呼ばれる、
体にできた、ぷにぷにしたコブを除去する手術。

実際、僕の背中にできた粉瘤がコレ。


背中の首近くに数年前からできて、少しずつ膨らんだ


大きさは3センチに

コブの中にたまってるのは老廃物。
体のどこにでもできる可能性があって、
脂が分泌される部分は、特にできる可能性が高いらしい。

痛くないし、悪性じゃないし、服で隠れてるから
ずっと放置してたんだけど、
2~3日前から腐敗臭というか、ウ●コ的な悪臭を発し始め…

早く取らないと電車に乗れない!と思って、
意を決してクリニックへ行った。

調べると、粉瘤の手術は2種類あるという。

1つは切開して取り出す昔ながらの手術。
もう1つは今主流になりつつあるという、
「へそ抜き」と呼ばれる穴を開けてくり抜く手術。

この「へそ抜き手術」なら傷跡が目立たず、
診察の当日に手術をしてもらえ、抜糸の必要もなく、
次の日からシャワーOKとのこと。

そこで、このへそ抜き手術を考案した医師がやっている、
人形町の「ひふのクリニック」で手術することにした。

その医師の診察を受けると、すぐ手術の準備に。
直径3センチは「大物」らしい。

ちなみに悪臭を発し始めていたのは、
膿み始めていたのが原因なんだとか。
毛穴から臭いが出ちゃっていたらしい。

診察室のベットでうつぶせになり、
患部の周りの数か所に局所麻酔をチクチク。

この局所麻酔が痛いんだろなと思ってたけど、
インフルエンザの予防接種程度の痛さで、
ほとんど痛くなく、ホッと一安心。

39歳の僕が「注射が痛くなくて良かったです!」と喜ぶと、
看護師のお姉さん(40代)が
「怖ければ手を握っててあげますからね」という、
なんというかプレイ的やりとり。

麻酔が効くまで数分間待つと、手術開始。

医師が背中に直径4ミリ前後の針というか、
パンチを刺して、粉瘤を取り出す。
麻酔が効いてるから、痛みは一切ない。

その様子は見えないけれど、
グリグリという音とともに、
背中をえぐっている雰囲気を感じる。

痛っ!てなったのは一度だけ。
粉瘤が大きかったから、
神経近くまで粉瘤が入りこんじゃっていて、
取り出すとき神経に触れたらしい。

でもそれ以外、痛みは全然なく。
自分の体からゴリゴリ音がする怖さはあったけど、
痛みはなくて良かった。

それより、恐ろしく臭かった!
背中から臭っていた臭いが、部屋中に充満。
看護師さんが部屋を換気したり、
ファブリーズ的なものでシュッシュするレベル。
(もちろんやな感じじゃなく、
 申し訳ないけど換気させてもらいますよという)

手術は麻酔が効くのを待つ時間含めて、
20分くらいだったんだろうか。
手術と呼んでいいのか分からないほど簡単に終了。

こうして取り出した粉瘤が「こちら」
(グロいので見たい人だけ見てください)

画像を見た人へ…左が粉瘤が入ってた袋で、右が粉瘤。
袋ができて、その中に粉瘤が溜まる仕組み。
病理検査があるので、これは一部。
背中に入ってた粉瘤の量はもっと多かったという。

ちなみに医師へ
「取り出した粉瘤の写真を撮りたいんです」と言うと快諾。
きれいに写真が撮れるよう看護師さんに、
ガーゼの上にきれいに乗せるよう指示してくれた。

写真撮りたいって人、結構いるんじゃないですか?と聞くと、
「そう、最近そういう人、多いんだよ」
「インスタ映えしないよ~」と医師。

そのあとガーゼを背中に貼って、
丸めたタオルの上に手術した部分が当たるよう、
10分ほど仰向けで寝ることで、圧迫止血。

こうして、簡単な粉瘤手術は終わった。

手術後の背中は…

1~2時間して麻酔が切れると、
麻酔注射液に入ってる血管収縮薬も切れるので、
出血しやすくなるとのこと。
そうなったら、さっきやった圧迫止血でOK。
(結局、止血するほどの血は出なかった)

そして翌朝には、シャワーを浴びてOKとのこと。
ガーゼをつけたまま体を洗い、
ガーゼをとって、患部を石けんとかの泡で軽く洗ってOK。

本来は翌日に経過を見るため診察を受けるんだけど、
翌日はクリニックがお休みということで、家で処置。

で、体に残った粉瘤っぽいのを出して、
傷密着型のばんそうこうを貼ればOK。

これを自分で切って貼る

ちなみに体に残った粉瘤が出てこなくても、
体の中で溶けてくから問題ないらしい。
で、血が多めに出たら圧迫。

というアナウンスを聞いて終了。

初診料と手術費用などで、
診療費は7960円(本人3割負担)

診療費は、粉瘤の場所が服で隠れる部分か、
露出している部分かで、金額が違うらしい。
服で隠れる部分の方が安いという。

なぜなら、傷跡が残る手術ってことで、
露出している部分だと、より慎重さが必要になるから。

僕が「外からも見えるギリギリの場所ですよね~」と言うと、
医師は「よし、服で隠れてますね」と優しい制止。

やって良かった粉瘤手術。
で、このクリニックで正解だった。

粉瘤が大きくなっちゃうと、
炎症を起こしたり、臭くなったり、
神経に入り込んで手術が痛くなるので、
粉瘤は早めに取っちゃった方がいいと思った。

臭くなってくれてありがとう。

⇒翌日の様子はコチラ

※2019年7月8日追記
粉瘤手術から約1年1か月後の経過はこちらです

※2019年11月16日追記
2度目の粉瘤手術をしました

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