5月31日の昨日、ロシアW杯に臨む
日本代表23人が発表された。
本田、香川、岡崎などが選出され、
今の状況で妥当な23人になったと思う。
前の時代に戻るのは、無理もない。
ブラジルW杯での惨敗を受けて招聘された
ハリルホジッチだったものの、
気難しい建築家が構築した、今までと違う日本サッカーは、
欠陥があるからと取り壊された。
そんな状況の中、ロシアW杯で結果を出すには、
プレハブを建てるのが現実的となった。
すでにできているユニットを組み合わせることで、
工期に間に合わせる作業。
簡単に壊れる可能性もあるけれど、
これが現実的なやり方なんだと思う。
その結果が、今回の23人だったんじゃないだろうか。
若手よりベテランを選んだのは、
急造のチームとしてどうしても必要な、
経験がもたらす、2つのメリットがあるから。
監督のサッカーが浸透し切らない中、
ピッチ上で臨機応変に戦えること。
そして、以前から一緒に戦ってきて、
お互いがやりたいことを理解していること。
批判はあると思うけど、
西野監督にとっては仕方ない選考だったと思う。
こうして挑む、日本にとって6度目のワールドカップ。
日本サッカーの模索を中断し、
結果を取りにいくことを決断しただけに、
なんとかこれで、結果を残してほしいと思う。