ベルギーに勝てる可能性は十分ある!

月曜深夜27時キックオフの
日本の決勝トーナメント1回戦・ベルギー戦。

史上初のベスト8進出を果たせるのか、
注目を集める中、日本はベルギーに勝てるのか?

日本とベルギーでどっちが強いかといえば、
ベルギーの方が強いのは間違いないと思う。

でも、日本とベルギーに勝てる可能性は、
力の差ほど、小さくないんじゃないかと思う。

というわけで、ポジティブに、
そして日本戦が楽しみになるように、
ベルギーに勝てる理由を挙げてみる。

■日本は過去最高の状態で決勝T1回戦に臨める

日本は過去の大会で、第3戦に勝つため、
グループステージ突破に全力を注いで戦っていた。
それは2002年、第2戦でほぼ決勝T進出が
決まっていた状態でも、第3戦に主力を先発させた。

その結果、決勝トーナメントに進出しても、
選手は3戦で心身ともに疲労を抱えた状態に。
また目標がそもそも決勝トーナメント進出だったから、
グループステージとは違う精神状態で臨まなければならなかった。

でも今回は、主力を6人休ませることができ、
リフレッシュした状態でベルギー戦に臨める。
(ベルギーは9人休ませてるけど…)

しかも目標設定としても、
決勝トーナメント1回戦を勝つために、
グループステージ第3戦はメンバーを入れ替えたわけで、
選手たちはグループステージと同じ精神状態で、
ベルギー戦に臨むことができると思う。

日本がグループステージ第1戦・第2戦のような
サッカーをできれば、勝機はある。

■ベルギーは本気の戦いが少ない

ベルギーはワールドカップが始まってから、
比較的楽な戦いをしてきている。

チュニジア、パナマという相手は
それほど強くないうえに、厳しい戦いではなく、
イングランド戦は主力を休ませたうえに、
完全な本気の戦いとはいえなかった。

それを、ちょうどいいくらいにテストマッチを
こなしている感覚ともいえるけれど、
気付かないうちに緩んでいる可能性もある。

そうなれば、簡単なミスをする可能性があって、
日本はスキに付け入るチャンスが出てくると思う。
そこをきっちり決めるかがポイントになるかもしれない。

■日本はベルギーに苦手意識がない

日本はこれまで、ベルギーに対して、
2勝2分1敗と勝ち越している。

これはもちろん、ベルギーがそれほど強くない時代や、
本気で戦っていない試合も含まれるから、
日本の方がベルギーよりも強いことは表さない。

ただ、勝てない相手じゃないという自信になる。
例えば先制されたとき、ブラジルが相手なら
心が折れそうなところを、ベルギー相手なら
やれるんじゃないかと、前向きに戦える。

データとしては意味がなくても、
精神的に意味があるものだと思う。

■ベルギーはW杯で結果を残していない

ベルギーは1986年大会のベスト4が最高成績で、
その後はしばらく低迷。
そして世界屈指の強豪へと変貌し、
優勝候補に挙げられていた前回大会も、
ベスト8止まりで結果を残せなかった。

今大会と同じように期待された前回大会ですら、
うまくいかなかったベルギー。

日本が同点のまま試合を進めたり、
どんな形でも先制した場合には、
結果を残せていないことが、マイナスに働くと思う。

「俺たちはやれるんだ」という自信より、
「次こそは結果を残さなければいけない」と、
不安からくる焦りが顔をのぞかせてもおかしくない。

…という感じで結局、
ベルギーが崩れてくれるんじゃないかという、
今回も他力本願な思いが大きいわけだけど…

日本は弱者なわけで、ベルギーに勝つとすれば、
日本の出来が良く、ベルギーの出来が悪い、
そんな巡り合わせになる必要があると思う。

で、そんな巡り合わせになるような雰囲気を、
今大会の日本には感じてしまう。

スポーツは、メンタルがモノを言う。
信じられるものがある人やチームは、強い。

日本は飲まれることなく、
逆にベルギーの方が飲まれる可能性は、小さくないと思う。

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