この2か月間、格闘ゲームの
eスポーツ中継番組に携わらせてもらって、
今日、優勝決定の日を迎えた。
あらゆるスポーツと同じで、
選手たちに好不調の波があり、流れがあった。
射撃やアーチェリーのように、
研ぎ澄まされた集中力が必要で、
一瞬の判断やテクニックが勝敗を分ける。
テニスのように世界各国を転戦して、
遠征や移動でかなり過酷な戦いを強いられる。
モータースポーツの車のように、
キャラによって性能や相性に差があり、
ときに運営によって弱体化している。
そして格闘ゲームの選手たちは、
清潔感があり、シュッとしていて、
スポーツ選手のように、
言葉で表現できる選手も多かった。
2か月間、eスポーツ中継と向き合う中で、
eスポーツは、確かにスポーツだと実感した。
同時に、eスポーツ中継のやり方によって、
eスポーツは、スポーツにも遊びにもなる。
スポーツの雰囲気を作れるかどうかは、
中継がかなり大事になる。
そしてそのスポーツ中継感が、
見る人にeスポーツをスポーツとして
捉えてもらうための重要な要素になる。
eスポーツの可能性を知ると同時に、
伝える側の責任の大きさも感じた。