2018 J1 第27節 90分の戦いと1秒の戦い

昨日のJ1第27節、清水はホームで
ガンバ大阪と戦い、1-2で敗れた。

清水は、前半早々の緩い守備から2失点。
その後は立ち直り猛攻を仕掛け、
再三のチャンスを作ったものの決めきれず、
追いつけないまま試合終了。

勝ち負けを交互に繰り返し、
なかなか残留争い付近から抜け出せずにいる。

試合内容は、勝った前節と変わっていない。
ここ最近ずっと、基本はしっかり戦えている。

ただ同時に、前節はその前節の
負けた試合とも変わっていない。

つまりいい部分はいいままで、
悪い部分は悪いまま。
相手の調子によって勝敗が決まる。

いい部分は、全体の距離感と連動性によって生まれる、
チーム全体での守備と、攻撃に移ったときの迫力。

ここ数シーズンの中では一番良いチームになっていて、
たぶん選手たちも手ごたえを感じていると思う。

でも悪い部分として、守備での軽さというか、
緩さというか、簡単に得点されてしまう。

前節の柏戦も、チーム全体で守れているのに、
単発の攻撃で簡単に失点してしまい、
完勝のはずが3-2という数字になっていた。

90分間では戦えているけれど、
1秒1秒で戦えていないときがある。

それが今日の場合は敗戦となってしまったということ。

団子状態のJリーグ、連勝すれば上位争いに加われて、
連敗すれば残留争いに引きずり込まれる。

そんなリーグだからこそ、
今の清水の状態はもどかしくもある。

昨シーズンと比べれば、明らかに良くなった。
だから今は、これで良しとすべきだとは思うけれど、
ここからもう一段階良くなれば、
順位としては大きくジャンプアップできる可能性がある。

負けたけど決して悪いチームじゃないからこそ、
もったいない。

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