CAがJ2町田の経営権を取得して

J2町田の経営権を、
サイバーエージェントが取得すると発表した。

町田は今、2試合少ない中で3位につけ、
自動昇格の可能性がありながら、
スタジアムや練習場・クラブハウスを整備できないことで、
J1ライセンスを取得できず、昇格できない。

つまり、圧倒的にお金が足りていない。

サイバーエージェントがお金を出すことで、
スタジアムなどの問題は解決しそうな様子で、
町田はお金を手に入れ、
サイバーはJ1へ最短距離で駆け上がれる
東京のクラブを手に入れることができた。

渋谷に本社があるサイバーエージェントが、
東京のクラブが欲しかったのは明らか。

公式発表の「町田が地域や市民が作り上げたクラブ」であり
「全国屈指のサッカーの街」なのは確かにありつつ、
そのリリースでわざわざ「東京・町田」と、
町田の前に東京の文字をつけているわけで。

東京の人口を考えると、
FC東京が捕まえきれていない莫大な人数がいる。
地方から出てきた人も多いとはいえ。

東京ゼルビア町田になるのか、
町田ゼルビア東京になるのか分からないけど、
東京であることに意味があると思う。

その先には、代々木公園内に建設を目指している、
サッカー専用スタジアムの存在がある。

サイバーエージェントの経営権取得は興味深い。

これまでJクラブがまだできていない、
ネットを使ったプロモーションや、
面白い見せ方、新しい見せ方ができるようになる。

例えば「Abema TV」。
DAZNがあるから配信はできないにしても、
試合後の選手バスに同行して垂れ流すこともできるだろうし、
試合前のスタジアムイベントも配信できるはず。

どこまでDAZNが握っているかにもよるけれど、
サッカーと映像の世界は、まだまだできることがある。

Jリーグスタジアム観戦者調査2017によると、
J1・J2の40クラブのホームゲーム来場者を調査した結果、
Jリーグ観戦者の平均年齢は41.7歳で、
一番多いのが40代で、次が50代だったという。

サイバーエージェントが持つ層はもっと若く、
そこにも莫大なマーケットが存在している。

サイバーエージェントの良さは、
社内の優秀な頭脳というよりも、
優秀な頭脳に自由を与えられる度量。

面白い見せ方をしてくれるんじゃないかと思う。

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