2019 ルヴァン杯第6節 薬が効いたと思えることが大事

2019JリーグYBCルヴァン杯第6節、
清水はアウェイで磐田と対戦し、2-0で勝利した。

すでにグループステージ勝ち抜けが決まっている磐田と、
敗退が決まっている清水という消化試合とはいえ、
清水はリーグ戦で巻き返すためにも、
監督交代のこのタイミングで結果を残したかった試合。

磐田の決定的な場面も多かったものの、
プレーのクオリティの低さで清水は難を逃れ、
逆に清水は、リズムを掴んだ後半に2得点。

清水の内容は、今シーズンの平均的なレベルで、
磐田の拙攻に助けられた部分も多かったものの、
複数得点・無失点という結果を残すことができた。

たぶん、ヨンソン監督の下でも、
この試合は勝てたんじゃないかと思う。

これで今シーズンの磐田戦3連勝。
清水は今シーズンの公式戦4勝のうち、
3勝は磐田から挙げているわけで、
喜んでいいのか分からない結果を残している。

ただ、そんな磐田相手とはいえ、
消化試合とはいえ、勝つことが重要な試合だった。

薬の効き目は、薬が効くと思えるかどうかも関係する。
特に原因不明の症状には、効くと思うことが重要。

例えば車の酔い止め薬を飲んだとき、
そこに何の成分も含まれていなくても、
酔い止め薬と思えば、車酔いせずにいられたりする。

内容がいいのになぜか勝てない。
どういうわけかミスが出て失点する。
失点をすると自信を失い、失点を重ねる。

そんな状況で、監督交代という薬を飲み、
新監督から指導を受けることで、
一気に成績が良くなることがある。

それは基本的に、前監督の問題点を改善する指導に、
効果があるわけだけど、
同時に、勝つことで自分たちがやれると再び自信を持ち、
勝ちが勝ちを呼ぶ、好循環を生むことがある。

薬が効いたと実感することで、良くなる。

今日の試合は、もとから勝てた試合かもしれない。
相手のミスで、偶然勝てた試合かもしれない。
ルヴァン杯の消化試合で勝ったに過ぎない。

でも、勝利を収めて無失点に抑えた。
薬が効いたか分からないけれど、勝利を得られた。

監督交代という薬に効き目があることを感じられた、
もしくは監督交代に効き目がないと思わずに済んだ、
そういう意味のある試合だったと思う。

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