2019 J1 第13節 帰ってきたドウグラス

J1第13節、清水はホームで
仙台と対戦し、4-3で勝利を収めた。

篠田監督体制のリーグ戦2試合目の清水は、
前節の大分戦よりも守備が全体的に緩く、
試合開始早々にCKのトリックプレーで簡単に失点。

それでも相手の仙台も同じように緩かったことや、
清水のドウグラスのクオリティが高かったことで、
4得点という結果を残して、なんとか勝利。

残留争いのライバルから、
非常に価値のある勝ち点3を奪った。

4-3といえば楽しいイメージだけど、
この試合は、内容的にそこまで楽しくなかった。
派手さだけで、全体的にレベルは低かった。

守備の緩さ、寄せの甘さは相変わらずで、
ヨンソン監督体制終盤とさほど変わらない出来。
距離感が良くなかった。

ボールを持ったときのもらう動き、
前線からボールを追いかけるときの後ろからの動き、
どうやってボールを奪い、運ぶかが曖昧。

大分戦では改善の兆しが見えていたものの、
この試合では、そこまでうまく機能していなかった。

相手が鹿島や川崎か、仙台かの違いで、
勝てたような試合だったと思う。

ただ、勝つべき相手に勝てたのは、
数字上も気持ちの上でも大きく、
新監督に交代したあと公式戦は2勝1分け。

そして今日最大のポジティブ材料は、
ドウグラスの復調。

崩すのが苦手な清水にとって、
これまで相手に引かれるとどうにもならなかったのが、
ドウグラスの個によって破壊できる。

ディフェンスラインから繋ごうとして、
相手のプレスを受けて苦しくなったとき、
前線にロングボールを出しても、
ドウグラスがキープしてくれる可能性が結構ある。

そして、連動して北川のクオリティも生きる。

まだ全体の連動性が戻ってきたわけではなく、
これからも厳しい戦いは強いられそうなしばらくの間、
ドウグラス頼みができるのは、かなりありがたいし、
選手たちの心にも余裕が生まれるんじゃないだろうか。

相手をパスで崩すサッカーは置いておき、
昨シーズンの戦い方に、まずは立ち返ること。

そしてピッチ内でコミュニケーションをとりながら、
その場に応じて、臨機応変に対応できるようになること。

ドウグラスで勝ち点を拾いやすい状況を、
しっかりと生かしたい。

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