2019 J1 第22節 普通の守備ができる素晴らしさ

J1第22節、清水はホームで
松本と対戦し、1-0で勝利した。

清水は序盤こそバタつき危険な場面があったものの、
徐々にしっかりと守れるようになると、
18分に相手GKのミスからドウグラスがスーパーゴール。

その後も清水の守備を最優先した戦いに、
松本はチャンスを多く作れず、
清水が退屈なサッカーながらも2試合連続の無失点勝利。

松本との公式戦8試合目にして初勝利を挙げ、
勝ち点は降格を怖がり過ぎない程度までになった。

とにかく守備をきっちりやった試合。

前節、加入後即スタメンとなった吉本は、
周りへの指示出しが非常に良かったとのことで、
この日もその影響はあったんだろうなと思う。

走行距離が長いから一生懸命だったとか、
体を投げ出したから気合が入っていたとか、
スポーツはそんな単純なことじゃなくて、

一生懸命でも動きに戸惑いがあれば、
フラフラとした感じで走れてないこともあるし、
気合が入っていても、反応が遅れていれば、
体を投げ出すことすらできない場合もあるわけで。

判断が早くなって、守れている部分は、
あるんじゃないかと思う。

ここ2試合、相手の前線の決定力が
不足していたというのもあるけれど、
なんでもないクロスを決められるみたいな、
つまらない失点がないだけでも、相当なプラス。

それが普通なんだけど、
J2で植草が加入したとき以来の、
普通に守れることの素晴らしさを実感。

で、勝ち点を積み上げられたけれど、
攻撃に移ったときの停滞感は、改善が必要。

相手を崩せないのは、今は仕方ないとしても、
ボールの運び方がぎこちなさすぎて、
最終的に苦し紛れで前線頼みにするのはどうにかしたい。

例えばパスを味方の1m前へ出すべきところで、
足元や少しマイナスにズレてしまうことで、
パスを受ける選手が、一旦持ち直して、
次のプレーに移らなければならない。

そのわずかな時間が攻撃を遅らせ、
相手の対応を簡単にさせてしまう。

相手のプレスを受けてなくても、
パスがズレるシーンが結構あって、
そういう細かな部分を、もっと突き詰めてほしい。

相手を崩すサッカーがうまくいかない一因は、
そういったところにもあるんじゃないかと思う。

ここから3試合は、リーグ前半戦で、
札幌戦が2-5、川崎戦が0-4、鹿島戦が0-3と、
大量失点で大敗した相手。

ここで失点を抑えて勝ち点を積み上げられれば、
チームとして大きく前進できるし、
まずは1ケタ順位に乗せることができる。

声出して守って、スムーズなボール運びを!

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