ラグビーW杯2019開幕戦のスタジアム運営で、一生に一度をうたうとか。

昨日、東京スタジアムで観戦した、
ラグビーW杯開幕戦「日本×ロシア」。

勝利に沸いた試合の裏で、
スタジアムのイベントとしては、
観客に怒りを湧かせる酷いものだった。

ラグビーW杯の運営は、お客さんじゃなく、
お得意さんの方を見てるんだなと感じた。

昨日書いた内容と重複するけれど、
改めてスタジアムの問題点を。

■ビールしか売ってないかのようなブース


食べ物や飲み物、あと何か楽しいことはないかと、
観客が集う「スペクテータープラザ」へ行くと…


アミノバイタルフィールドに芝を保護するシートを敷き詰めて、
スポンサーや飲食などのブースが設置されていた。


一番奥にあるのが、ハイネケンの巨大ブース。ガラガラ…


ハイネケン500mlが1000円で売られているほかに…


南アルプスの天然水の550mlが250円。(ペプシ500mlも)
まさかここで水を売ってるとは…気付くわけがない!

窓口の横にちっちゃく、コーラや水があることが書いてあるだけで、
ブースを見ただけじゃ、ビール売り場としか思わない。

ビールだけしか売ってない風の場所で、
水やコーラの存在は、看板にちっちゃーく文字で書かれてるだけ。

コンコースの売店にはドリンクが書かれていたから、
特に問題なかったんだろうけど…広場では困った。

この不親切さ、ハイネケンも望んでることなんだろうか?

ちなみにマスコミはこぞって、ラグビーW杯は「ビール不足」とか、
「ビールの消費は@倍になる」とかいう、
キャッチーな言葉に飛びついているけれど、ここは日本。
ビールへの熱は、まったく感じなかった。

■飲食売店がしょぼすぎる


飲食売店で売っていたのは、からあげ7個1000円、
フライドポテト700円など。あとホットドッグとか。
スペクテータープラザで、食べ物はここでしか売ってない…。


こういう広場って、もっと豊富に飲食が売られてるもの。
飲食物を持ち込めないのに…食べる楽しさは提供できていない。

飲食ブースに行列ができるのは、スタジアムではよくあること。
スタジアムのコンコースの売店も大行列。
だから行列自体は、ある程度仕方ないとは思う。

ただ、飲食物の持ち込みが禁止なのに、
列に並ぶか空腹に耐えるかという2択を迫られるのは、
さすがにきつい。僕は空腹に耐えるのを選んだけど、
子どもと一緒だったら行列に並ぶしかない。

しかもコンコース内では、早々に売り切れている売店があった。
行列がほとんどないからラッキーと思ったら、
飲み物しか残っていなかったり。

あと「スタジアムグルメ」を楽しみにしてる人も
それなりにいる中、内容もお粗末。

町内会の売店レベルで、種類もわずかしかない。
ラグビー自体よりも、W杯のお祭り感を楽しみにしてる人は、
ガッカリするような飲食ブースの少なさだった。

まあ開幕戦以外はスタジアム滞在時間も短いはずで、
この程度の飲食売店で事足りるんだろうけど…。

■公式グッズ売店が不親切すぎる


公式グッズ売店では、何を売っているのか、
列に並んで、前まで行かないと分からない仕様だった。

普通だったら一覧をパネルに貼っておくとか、
テントの上の方に販売品がぶら下がってるとか、
分かりやすい展示がされているものだけど、
グッズはスタッフの後ろに置かれているだけ。

欲しいものがあるのか分からないのに、
並ぶ気になんてなれない。

あとこの試合のオフィシャルプログラム(1500円)が、
スペクタープラザでもコンコースでも売られていたけど…

値段がブースに表示されてなくて、買うのをためらう。
買ってる人がいくら出してるのか見て買うか決めた。
1500円は十分高かったから、どうしようかと思ったけど。

ブースに表示されてるのは「マスターカードで買える」ことだけ。

この不親切さ、マスターカードは望んでますか?

そんな感じで、素人のような運営ぶりは、
まったく観客目線じゃなく、スポンサーへの配慮も多い。

普段の味スタは、もっと楽しいし快適。
ラグビーW杯の東京スタジアムは、つまらないし不便。

結果として、スポンサーの印象も悪かった。

大会期間は長いから、その間に改善してほしいと思う。

「一生に一度だ」とか言うんなら。

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