ラグビーW杯2019第3戦 トライだけじゃない楽しさを感じる大会

ラグビーW杯・プールA。
世界ランキング8位まで上がった日本は、
第3戦で、同15位のサモアと対戦。

前半はPGで得点を重ねたものの、
反則をとられる場面も多くリズムに乗り切れず、
どことなく停滞した雰囲気で試合が進行。

しかし後半、タックルが決まり始めるとトライを重ね、
勝利を決定づけると、
終了の銅鑼が鳴ったあとのラストプレーで、
この日4つ目のトライを奪いボーナスポイントをゲット。

38-19で勝って開幕3連勝。
ボーナスポイント含む、勝ち点5を加えた。

ラグビーの醍醐味は、トライもそうだけど、
スクラムやタックルを繰り返して、
じわじわと相手陣内に攻め込むところにあるのを、
多くの人が体感したと思う。

ラストプレー、ボーナスポイントを決めたトライ。
見ている方も力が入り続けて、
熱がグングン上がっていく感覚がたまらない。

4年前がトライに熱くなった大会なら、
今回はスクラムやモール、タックルといった、
もうひとつ幅の広がった楽しさを味わえている人が多いはず。

ただ、そうやって楽しみが増えても、
W杯が終われば、トップリーグは企業スポーツで、
応援したくなるチームを持ちにくい。

熱くなれる対象が日本代表しかない問題が、
今回もまた訪れてしまいそうな…。

というのを心配にする前に、
気になるのは、日本は決勝トーナメントに進めるか。

日本が決勝トーナメントに進むには、
予選プール最終戦のスコットランド戦での
勝利が条件になりそう。
何やかんや条件はあるけれど、確率的に最も高いのは、
予選プールを4連勝で1位通過という快挙が必要になる。

勝てば4連勝でプールAを1位通過、
負ければ3勝1敗で、たぶん3位の予選敗退。

前回大会で、日本はスコットランドに10-45で大敗し、
3勝1敗という好成績だったにもかかわらず、
決勝トーナメントに進出できなかった。

前回、スコットランドに敗れた原因のひとつが日程。

日本が中3日で、スコットランドが初戦。
中1週間が普通のラグビーで、回復できていなかった。

しかも日本の選手の一部は、南アフリカ戦の歴史的勝利のあと、
お酒を飲み過ぎたことで疲労回復がうまくいかず、
中3日のスコットランド戦は本調子じゃなかったという。

それが今大会は、逆の日程で試合を迎える。
日本が中7日で、スコットランドが中3日。

ラグビーW杯の予選プールは奇数チームだから、
こうやって日程にバラつきが出るんだけど、
日本は開催国特権で、十分な休養をとれるよう日程が組まれている。

万全の状態で挑むスコットランド戦。
もちろんお酒も飲み過ぎていない。(少しくらいはOKらしい)

予選プール全勝で、決勝トーナメントへ。

1位通過すれば、準々決勝の相手は、
今のところ、南アフリカの可能性が高い。

スコットランド、南アフリカ。
因縁の相手との2連戦へ、まずはスコットランド撃破を!

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