ラグビーW杯2019第4戦 予選プール4勝0敗の1位通過で決勝T進出!

ラグビーW杯・プールA。
世界ランキング8位の日本は第4戦で、
日本と入れ替わり7位になったスコットランドと対戦。

日本はテンポの速いラグビーで、
後半開始早々までに4つのトライと
コンバージョンゴールを決め、まさかの21点差。
このまま余裕の勝利かと思われた。

ところが追いすがるスコットランドが巻き返し、
残り20分以上の段階で、
7点差まで迫られてハラハラする展開に。

それでもなんとか相手の攻撃をしのぎ切り、
予選プール全勝で1位通過、
日本ラグビー史上初の決勝トーナメント進出を決めた。

最も印象に残ったのは、後半2分に
今大会初スタメンの福岡堅樹がトライを奪ったシーン。

第2戦・アイルランド戦では、
試合終盤にインターセプトした福岡が、
長い距離を走ってトライを狙ったものの、
ふくらはぎのケガから本調子じゃなく、
途中で相手につかまり、トライを決められなかった。

その福岡が今日の試合では、
相手ボールをもぎ取ってのターンオーバーから、
スピード全開で、独走してトライを決めた。

2週間の時を経て、復活を印象付けるトライだった。

そしてもうひとつ、4年の時を経てのトライでもある。

2015年のW杯、日本が3勝1敗しながらも敗退した大会で、
福岡の出場はわずか1試合にとどまった。

それが、10-45で唯一敗れ、予選プール敗退の
原因となった、スコットランド戦だった。

日本が精彩を欠く中、ほとんど福岡にボールが渡らず、
福岡自身も何もできず、大会は終わってしまった。

日本全体が沸きに沸き、五郎丸ブームが起きた大会で、
福岡は目立たないまま大会を終えた。

大会後のラグビーブームでテレビが選手を取り上げる中、
「大学生で、医師を目指し、ピアノがうまい」
露出はそういったキャラクター性ばかりだった。

今日、4年後のW杯で主力に成長した福岡は、
4年越しの2トライと、サッカーでいう“1アシスト”で
決勝トーナメント進出を決める勝利に貢献。
試合の最優秀選手にも輝いた。

これでベスト8が決まり、日本の相手は南アフリカ。

南アフリカには、2015年W杯の予選プール初戦で勝利し、
「スポーツ史上最大の番狂わせ」とも言われた。

当時世界ランキング13位で、W杯通算わずか1勝、
24年間もW杯で勝利がなかった日本が、
同3位で優勝候補の一角だった南アフリカに勝利した試合だった。

あれから4年、状況は変わった。

日本はW杯で前回大会から6連勝中、
世界ランキングは今日の試合で7位まで上昇した。

一方の南アフリカは、2015年は初戦だったうえ日本は格下、
あの日本戦は、大会のピークではなかった。
日本への対策も、前回よりもしっかり立ててくるはず。

今大会は、強くなった日本と、
強さを存分に発揮する南アフリカが戦う。

来週日曜日も、楽しみでたまらない!


さあ、日本VS南アフリカ!


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「CHESTER’S IPA」を飲みながら!(ビック酒販・赤坂見附店で購入)

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