ラグビーのちょっとした話
「ヘッドギアをつける目的とは?」
4年前のW杯でラグビー人気が爆発したあと、
国会図書館でじっくり調べた内容の一部を記します。
●ヘッドギアはある程度のクッションにはなる
・ヘッドギアといえば頭から衝撃を守るもので、
確かにその役割はある。
・ただ、12~21歳のラグビー選手3686人を対象の調査で、
脳震盪の発生率は変わらなかったという結果も。
(今は性能が上がって、脳震盪から守れるようになってるかも)
●ヘッドギアをつけるリアルな理由は「耳を守るため」
・現場の選手によると、耳を守るという意味合いも大きいという。
・ラグビーではスクラムやタックルで、耳が擦れる。
ときには、パックリと切れることもある。
・耳は腫れて、回復しないまま擦れたり切れると
腫れてつぶれたままの“カリフラワー耳”になる。
・それがイヤなので、ヘッドギアをつける選手がそれなりにいる。
●でもヘッドギアはジャマ
・ただヘッドギアをつける選手は多くない。
それは「視界が狭まる」「ずれると前が見えなくなる」などの理由。
・さらに「暑い」「蒸れる」といったストレスも。
・選手の頭(と耳)を守るため、
メーカーは不満を解消できるよう改良中らしい。