21年ぶりのIAIスタジアム日本平

昨日、J1清水の試合を観るため、
1998年3月以来のIAIスタジアム日本平へ。

21年ぶりのアイスタは、
相変わらずのスタジアムだった。

悪い意味で、相変わらずだった。

【スタジアムの不満】※メインスタンドS席にて
・座席に背もたれがない

・座席が狭い
・座席に飲み物置きがない
・屋根がほとんどかかってない
・コンコースが狭い

・飲食売店の行列に並ぶ気がなくなる
・スタジアムグルメ、スタジアム外にあるタイ料理の
 タイ焼きそばが700円でこれ…しょぼい!

・トイレが狭い(キャパ考えれば十分かもしれないけど)

【スタジアム演出の不満】
・大型ビジョンの2基のうち1基が稼働してない
※稼働させていないのは電力確保のためらしい

・動いてるビジョンは視野角が狭くて下から見にくい
 (一番価格帯の高いメインスタンドから見にくい)

・選手紹介するのが早すぎる(試合40分前)

【アクセスの不満】
・駅からスタジアムまで歩いて行けない(遠い)
・静岡駅からシャトルバス乗り場への道順が書かれてない
・静岡駅のバス乗り場の目印が旗しかない
・アイスタから帰るときのバスが大行列

1990年代に取り残された感がある、
昔ながらのスタジアムと雰囲気だった。

飲食売店で個性を出していたり、
男性用トイレにもおむつ交換台があったりと、
満足度を上げようという努力は分かるけれど、
立地や設備として限界が見えるスタジアム。

清水を応援したい気持ちや、
サッカーを楽しみたい気持ちが強くないと、
次もまた行こうという思いが湧きにくい。

しかも、ここ数年は勝てない試合が多く、
内容がつまらないことも多いから、
楽しかった体験ができずに帰宅することも結構あるはず。

立地、設備、強さを考えると、
1万数千人も入り続けていることが奇跡だと思う。

僕は、スタジアムで試合を観る行動を、
日常の中にあるのが理想だと思っている。

例えば川崎のように、
仕事帰りや休日の楽しみの1つとして、
気軽に、サッカー以外も楽しみに行けるのが、
特に今の時代は大事だと思う。

アイスタは、ちょっと遠いとこから
行こうとすれば、1日がかりの大イベント。
バスで渋滞も多いから、行き帰りの時間も計算できない。

古き良きサッカースタジアムかもしれないけれど、
これじゃ観客は増えにくいし、
クラブが大きくなる未来を感じられなかった。

サッカーが日常に溶け込んだ土地で、
サッカー観戦が非日常なのは、もったいない。

ふと立ち寄れるスタジアム。
人を気軽に誘えるスタジアム。

相変わらず進まない新スタジアム計画を、
どうにか進めてほしいと思った、
21年ぶりのアイスタだった。

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