2020 J1 第12節 波

J1第12節、清水はホームで
横浜FCと対戦し、2-3で敗れた。

内容の良かった前節とうって変わって、
低調な時間帯が多かった試合は、
緩い守備から簡単にゴールを決められて失点を重ねた。

攻撃は一応点が取れているものの、
どこか停滞した攻めの印象で、迫力に欠けていた。

時間帯によってはやりたいサッカーができていたものの、
全体的に反応が鈍く、対応が後手を踏み、
相手にボールを奪われ、回される時間帯が長かった。

リーグ戦は中3日・中2日できた3連戦の3戦目。
3試合ともほぼ同じスタメンだから、
さすがに疲労があったのかもしれない。

体の重さというより、判断で微妙な遅れが目立ち、
プレスを簡単にかいくぐられてしまったり、
簡単に抜け出される場面がしばしば。

攻撃では、高い位置でボールを奪えたり、
いい崩しのパスが入る場面もあったけれど、
チャンスを作り切れない、決めきれないという、
うまくペースを握れない展開で、得点が失点を上回れなかった。

守備では、失点がそれも軽かった。
全体的に相手をフリーのまま持たせすぎ、
寄せるにしてもプレーが軽すぎた。

共通認識の問題なのか、疲労の問題なのか、
個人の問題なのかは分からないけど、
防げる失点なのに、簡単にやられていた。

横浜FCはまとまったいいチームだったけど、
清水側が良くなくて、結果に結び付いた試合だった。

ただ発展途上だから、相手の強さやスタイル、
自分たちのコンディションなどによって、
勝敗も内容も大きく変わるのはしょうがない。

試合内容に波があって、
そのどれもが、今の清水を表している。
1節ごとに実力が上下するわけじゃない。

例えば1日の新型コロナ感染者が、
100人⇒300人⇒200人と推移したとして、
感染が日ごとに拡大しては縮小してるわけじゃなく、
たまたまその日がそういう数字だっただけ。
もう少し長い期間で、波をとらえなきゃいけない。

つまり、前節がいい試合で、今節が冴えない試合でも、
上下する波を平均線で結んだとき、
長い時間をかけて、少しずつ上に向いていけばいい。

一喜一憂しながら、1試合だけで良し悪しを判断しない。
そんな見方でシーズンを楽しめたらと思う。

毎年怯えてた降格がないから、思えることだけど。

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