2020 J1 第19節 根っこが変わらないと

J1第19節、清水はアウェイで
名古屋と対戦し、1-3で敗れた。

清水はここ2戦とは違って、
キッチリと連動する名古屋を相手に、
全体的にボールを持てず、運べず、持ち込めず。

試合開始早々に失点すると、
やりたいことができないまま失点を重ね、
特に意味のない「3分の1倍返し」で終了。

チームは、なかなかうまくいかない。

やっぱりまだまだ、相手によって、
サッカーのクオリティが大きく左右される。

システムやフォーメーション、
選手の復帰や組み合わせなど、
何らかの理由で上向いてるかもしれないという
淡い期待は、淡すぎて見えない状態に。

ここ2戦良かったわけだけど、
湘南は、清水がいつもと違う戦い方で
相手が対策をできてなかったこと、

浦和はチームがうまくいっていないのか、
全体的に連動してなくてやりやすかったこと、
それで清水が支配できていた側面がある。

まあ、チームがうまくいってないとか、
清水目線で言えたことじゃないけれど…。

で、名古屋はしっかり連動してたから、
明らかに清水の選手はやりにくそうで、
自信なさげにボールを動かそうとするだけ。

奪われる不安が常につきまとい、
ミスを恐れてボールがうまく回らず、
余裕がない、よく見る清水に戻っていた。

悪い意味での「自分たちのサッカー」。

湘南戦や浦和戦で良かったのが、
練習でやってる普段の姿かもしれない。

今日の試合で悪かったのは、
実力を発揮できてないのかもしれない。

でも、試合でうまくいくかどうかが実力。

全然レベルが違う話だけど、僕は中学のとき卓球部で、
練習がそれなりにうまくできていたから、
大会ではいつも、部の上位ランクで登録されていた。

でも試合になると、負けたらどうしよう…
先にミスしちゃいそう…自分は上位なのに恥ずかしい…
などと考えて、自信も余裕もなくなって、
打つ球がズレたり、練習ではしないミスをして、
だいたい1~2回戦で負けていた。

練習は正確なショットが決まるんだけど、
試合ではいつも発揮できなかった。

原因は僕の場合、練習でできたことが、
試合でひとつうまくいかなくなると自信をなくすこと、
相手の方が上だと思い過ぎること。
そうして、試合で余裕がなくなり、負けていた。

今の清水がそれと同じというわけじゃなく、
言いたいのは、自信のなさ、余裕のなさが、
プレーに影響してしまうということ。

その原因は、外からは分からない。

今シーズン、新たな監督の新たな戦い方で、
チームとしての完成度がまだ低いことが、
自信のなさになってるというシンプルな話かもしれない。

ただ、何度監督が代わっても、
なかなかうまくいかないチームなわけで。
大人しい、声が出てないと言われ続けてるわけで。

クラブの雰囲気というふわっとした表現になるけど、
勝つクラブのそれじゃないんだろうと思う。

監督よりも、サッカーのスタイルよりも、
もっと根っこが変わっていかないと。

水をあげても、肥料をまいても、
根っこがダメなら枯れちゃうわけで。

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