新型コロナ自殺の例

今年10月の自殺者数が2153人(速報値)となり、
昨年の同じ月と比べて39.9%増(614人増)だった、
というニュースがあった。

今年4月、小さな田舎町で、
若い男性が新型コロナに感染した。

プライベートで感染した事実を隠し、
仕事で感染したと偽ったことで、
ネットで叩かれ、地元の話題になった。

その結果、会社に居られなくなり、
男性は会社を辞めた。

そして。

男性の母親が、自殺した。

こういう事例は、他にもあるという。
コロナをきっかけに、身内が自殺する事例。

もとは男性に非があったわけだけど、
だからといって、追い詰めることは正義じゃない。

宗教も、テロも、正義が行き過ぎて暴力になる。
不安や恐怖心は、正常な判断を狂わせる。

直接でもネット上でも、正義のつもりの声や、
悲鳴のつもりで発した叫びが、人を殺してしまう。

ひとりが発した声は小さくても、
大人数が一斉に声をあげれば、
耐えられないほどの大声になってしまう。

悲しい話だった。

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