ニュースとは「新しく一般にはまだ知られていないできごとや情報」なのに

ニュースというのは、普段とは違う出来事、
話題になることを報じる。

例えば、鉄道が正常に運行される。
「今日、鉄道事故はありませんでした」
とは報じない。
「鉄道で事故がありました」だからニュースになる。

そして受け取る側も興味を持たない。

「あの人気芸人が家族と幸せな休日」
という普通の話題が週刊誌に出て、
ネットニュースになったとて、注目されない。

聖火リレーが行われて、
沿道から禁じられた声援を送る人がいた。

99.9%の人が黙って拍手していても、
0.1%の人が声援を送っているシーンが
テレビで放送される。記事で報じられる。

しっかりとした感染防止対策とマナーで
聖火リレーが進められたニュースがあっても、
拡散されることはあまりない。

ニュースって、そういうもの。

デジタル大辞泉(小学館)にも
「新しく一般にはまだ知られていないできごとや情報」
とあるように、そもそも普通じゃニュースじゃない。

受け取る側が発信する時代になり、
もうだいぶ経つんだから、
そろそろニュースとは何か、理解しないと。

不快な出来事を見つけてはわめき、
自分がわめいたのはメディアのせいだと、またわめく。
なんなら勝手な妄想も付け加える。

それが世の中の声っぽく
なってしまうことがあるから、タチが悪い。

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