2021 ルヴァン杯第4節 いや悪くない

ルヴァン杯グループステージ第4節、
清水はホームで広島と対戦し、1-2で敗れた。

リーグ戦と比べるとまだまだだけど、
それなりにボールを運べるようになり、
戦術の浸透度は明らかに高くなっていることが、
カップ戦でも感じられた清水。

試合に敗れたから、良くはないけれど、
あと少しのところまできている雰囲気がある。

ボールを動かすときのスムーズさが、
明らかに前と比べて違う。

第9節の神戸戦で、ビルドアップが
だいぶ良くなっていたときは、
まだ偶然や相性の問題かもと思っていて、

次のガンバ戦で良かったときは、
そこまで相手のプレスもきつくなかったしと、
まだまだ疑っていたけれど。

さすがにリーグ戦ここ3試合に、
サブ中心のカップ戦でも
それなりにできているということは、
チーム全体でロティーナ戦術が浸透してきていそう。

これまで規律を守るために頭を使っていたのが、
考えなくても体が動くようになったことで、
展開に頭を使えるようになったんだろうなと。

試合内容が良くなってきても、
勝てなければ意味がないという意見や、
試合内容が悪くても勝てばいいという意見も、
正論だとは思う。

ただそれは、結果が出たその試合だけ見てのもの。

試合内容が悪ければ勝てる確率は下がるし、
試合内容が良ければ勝てる確率が上がる。

今、リーグ戦もカップ戦も結果が出てなくて、
4月は両方合わせて0勝4分3敗だけど、
3月よりも内容は明らかに良くなり、
内容的には、勝てる確率が上がってきている。

少しの甘さやシュート精度の低さなどで、
結果が出てないけれど、自信をつければ
精度は上がっていくはずで、きっかけがあれば、
勝ち始めるようなサッカーなんじゃないかと思う。

そうした中、コロナ禍で入国できていなかった
左サイドバックの新外国人・ウィリアムマテウスが初出場。

コンパクトな足の振りで繰り出される、
速いパスやクロスは、かなり武器になりそう。

右のエウシーニョの復帰で、
効果的なボールキープと前へのパスが増え、
ビルドアップのとき大きなプラスになったように、
別の形で、マテウスもプラスになりそう。

成績は停滞しているけれど、楽しくなってきた。

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