2021 J1 第37節 ロティーナ監督退任で実現したロティーナサッカー

J1第37節、清水はアウェイで
浦和と対戦し、1-0で勝利した。

守備が崩れない清水、崩せない浦和、
ボールを保持できない清水、
保持できるけど決定的な場面を作れない浦和。

浦和が主導権を握っているようで、
清水が何もさせていないようにも見える試合は、
終盤まで0-0で進み、

迎えた後半アディショナルタイム、
清水が2人を交代させたタイミングで、
浦和の集中力が少し切れたからか、
左サイドで交代直後の山原がボールを持つと、
浦和の選手は足りているのに、
中央で清水の中村慶太がフリーに。

中村慶太がボールを受けると、
慌ててブロックに入った浦和の選手に動じず、
見事な精度で、シュートをゴール左隅に突き刺した。

これが決勝点になり、清水が2試合連続1-0で勝利。
今シーズン初の連勝、8年7か月ぶりの浦和戦勝利で、
降格圏の2クラブと勝ち点3差で、最終節を迎える。

清水は間違いなく、ロティーナ前監督のサッカーだった。
それと同時に、もし今日の試合までロティーナ監督が指揮していたら、
できなかったサッカーだった。

ロティーナ監督時代にわずかな期間あった、
きっちり守れる試合を見ているようだった。
全体がしっかりスライドして、崩れないサッカー。
攻撃はともかく、守れるサッカー。

ただいつからかそれができなくなっていた。
選手が監督から言われたことを忠実にやろうとしていたのか、
相手に対して臨機応変にできなかったからなのか、
寄せが遅くなり、守備には穴が生まれていた。

全体の守備が崩れ、自信を失ったかのように、
セーフティーなプレーに終始するようになった。
集中力が切れた瞬間、簡単にゴールを奪われた。

今日の試合、相変わらずボールを持てなかったけれど、
大胆さとリスク管理、両方のバランスをとれていた。

このサッカーをすれば降格はないだろうと、
シーズン序盤に思ったような試合だった。

内容は決して良くはないけど、全然悪くない。
試合全体で攻撃がうまくいってなくても、
相手のスキを突いて得点できれば、勝ち点3を積めるサッカー。

最終節も今日のサッカーで、なんとか踏ん張ってほしい。

ガッチガチになりがちな残留争いの最終節を、
自信を持った状態で迎えられそうで良かった。

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