批判する人は、自分の成長を投げうってまで、自分を成長させてくれてる

日本が7大会連続7回目のW杯出場。

10戦あるうちの最初の3戦を1勝2敗で終え、
物凄いプレッシャーの中で迎えたオーストラリア戦。

森保監督と何度か食事に行って話したという
岡田武史元日本代表監督は、
オーストラリア戦に勝利したことで、
森保監督とチームは逞しくなったと感じたという。

そしてDAZNの中継で、こう言った。

「成長するときってね、やっぱりね困難とかね、失敗とかそのあとなんですよ。
だから批判されるっていうのはね、成長させてくれるんですよ、実はね。
でも面白いことに、批判する人は成長しないんですよ。
だから僕、森保に言ったんだけど、
要は『自分の成長を投げうってまで、自分を成長させてくれてるんだと、
その人は。ありがたいことなんだ』と言ったんですけど」

1997年のワールドカップ最終予選。
W杯初出場へ、日本中が期待をかける中、
結果が出なかった当時の加茂監督の更迭を受け、
コーチだった岡田さんが、日本代表監督に就任した。

岡田さんはまさか有名になるとは思わず、
電話帳に自宅の電話番号を載せていたことで、
脅迫の電話や脅迫状が止まらなかったという。

そして迎えた、勝てばW杯初出場が決まる
アジア第3代表決定戦。
岡田さんは、マレーシア・ジョホールバルから日本の家族へ
「明日勝てなかったら日本に帰れない」と伝えたほど、
プレッシャーのかかる試合だった。

岡田さんの人生は、そのとき変わったという。

「明日俺にできることは自分の力を出すこと」だと
思った瞬間、“遺伝子にスイッチが入った”らしい。
怖いものがなくなり、人にどう思われようといいという頭になったという。

結果は例の劇的勝利。日本はW杯初出場を決めた。

岡田さんは言う。
「人の幸せは、何かを乗り越えること」

批判する人は成長しない。
自分の成長を投げ打ってまで、自分を成長させてくれている。

批判をろ過して、困難や失敗を乗り越えるための
心の持ち方は、今の時代、特に参考になる。

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