J1第13節、清水はアウェイで
広島と対戦し、1-1の引き分け。
前半、先制点を奪われて、
引いた相手にシュート1本だったものの、
後半、非常に内容が良くなって同点に。
これで4試合勝ちなしではあるけれど、
連敗を3でストップしたと思える、
決して落ち込む必要のない試合だった。
正直、勝てた試合だった。
広島はホーム連戦で中2日、
清水はアウェイ連戦で中3日。
広島は週2で試合をする11連戦の9戦目、
清水は週2・5連戦の5戦目。
お互いに疲労がたまってきてる中、
広島の方が、より疲れていた印象。
広島の動きが落ちた後半、
清水は出足で勝って、
前目でボールを奪うシーンや、
崩すシーンが見られ始めた。
同点にした場面も、
高い位置でボールを奪って、
ショートカウンターできっちり決める、
目指す形のひとつだった。
そして清水は、あと一歩で得点を
奪えそうなシーンが、広島を上回った。
アウェイでの戦いだけど、
内容的には、勝ち点3を逃した試合だった。
ただ、清水は3連敗中のチーム。
しかも前節、アディショナルタイムに
追いついた直後、オウンゴールで
失点して敗れたという、イヤな流れの中での試合。
追いついて引き分けたことだけでも、
それは充分よしとしても、
いいのかなとも思った。
後半の試合内容を見ると、
あとちょっとで得点を奪えそうな、
期待を持てるチームに戻ってきてるし。
そのちょっとが、難しいんだろうけども。
あとは後半いいけど前半が悪いとか、
前半は良かったのに後半は失速するとか、
そういった試合中の波がなくなっていけばと。
最後の場面での精度を高めて、
シュートの数がもうちょっと増えればと。
今、清水のサッカーは、
毎試合、前後半どちらか「45分間」に限ってだけど、
ゴトビ体制下で一番面白い時期に入ってきてると思う。
面白くて勝てるサッカーになる雰囲気はある。
W杯のリーグ戦中断まで、
残すは次の神戸戦のみ。
次は普段より結果に重心を置きつつ、
中断明け、2か月後が楽しみになるような、
そんな試合を見せてもらえればと。