FIFAワールドカップブラジル大会、
グループステージ第2戦、
日本はギリシャに0-0の引き分け。
前半でギリシャに退場者が出て、
11人対10人という有利な展開になったけれど、
守りを固めたギリシャの壁を打ち破れなかった。
これでグループステージ最終戦に
突破の可能性を残したけれど、
条件はなかなか厳しい結果となった。
堅守速攻型のチームが10人になったとき、
引いたディフェンスを崩せなくなる、
お手本のような試合だった。
それでも最後の15分ほどで、
相手の動きが落ちて、
日本の速いサッカーができれば、
得点を奪えると思った。
でも、ザッケローニ監督は、
また吉田のパワープレイを選択し、
交代枠を1枚残して試合を終えた。
何のために齋藤を
ブラジルへ連れていったのか。
練習を見てるザッケローニ監督が、
齋藤のドリブルよりも、
吉田のパワープレイの方が
望みがあると判断したわけだから、
それはそうなのかもしれない。
ただ、あまりにもブレた戦いに、
応援する側としては不安しか感じない。
もともとパワープレイをするつもりはなくて、
追い込まれたときに頼る策が、
パワープレイしかなかったんだと思う。
交代枠を1枚残して、
高さに自信を持つギリシャを相手に、
高さで勝負するっていう愚策しかなかった。
それはスタメンで左に岡崎を置いたり、
その岡崎を途中で1トップにしたのもそう。
ドイツで1トップを成功させた
岡崎にかけるしか、策がなかった。
連携で崩してきた日本代表というチームで、
練習でほとんどやってないことをやったら、
そりゃ崩せる相手も崩せなくなる。
もちろん結果が出れば、
みごとな采配になるんだけれど、
結果が出なかったわけだから、
それはもう愚策としか言いようがない。
個の力で打開できる選手がいないのか、
個の力で打開できる選手を使わないのか。
手詰まりになったとき、
今のパスサッカーでは難しいことがある。
特に今大会、個の力を発揮したチームが、
勝ち点を積み上げてたりする。
もう原点に戻って、
連携の一番いい組み合わせで、
戦った方がいいんじゃないだろうか。
まだ決勝トーナメント進出の可能性は残ってる。
日本の勝利が絶対条件なうえ、
ギリシャ×コートジボワールの結果次第。
日本がコロンビアに勝つ必要があるのは、
この前の試合で勝ってても同じ。
むしろ本気のコロンビアじゃなくて、
決勝トーナメント進出が決まった、
余裕のコロンビアと戦える。
あと、この試合で引き分けたギリシャは、
次のコートジボワール戦に勝てば、
決勝トーナメント進出に大きく近づくから、
得意の1-0で勝つ戦い方ができる。
そんな結果になれば、
日本は決勝トーナメントに進出できる。
他力本願なとこはあるけど、
可能性はゼロじゃない。
と、あらん限りのポジティブで。
別に無理にそう信じようとしてるわけじゃなく、
自然とそう思っていたりする。
まだまだ、終わってない。
可能性があるんだから、
ホントに、そう思う。