昨日、J1清水が新スタジアム建設へ、
市に要望書を提出した件。
その候補地のひとつが、
東静岡駅北口の市有地っていう、
最高の立地になっているわけだけど、
そのことについてもう少し。
駅前にスタジアムができることで、
地域とクラブにとって、
お金の面でメリットがある。
スタジアムへ来る人によって、
地域にお金が落ちるようになる。
アイスタはスタジアムしかない場所だから、
サッカーを観に行くときの目的は、
サッカー観戦しかない。
それにスタジアムへの移動で労力を使うから、
試合のあとに何かしようっていう
気持ちになりにくい。
でも駅前にスタジアムができれば、
その駅の周りや、静岡駅のあたりでも、
ちょっと寄ってみる人も増えるはず。
帰りに飲んで帰ろうって人も、
今よりは確実に増えると思う。
とはいえJリーグの開催は月に2~3試合。
試合がない日がほとんどだから、
スタジアムの活用法も大切になる中で、
駅前ならコンコースを使ったイベントをしやすいし、
スタジアムにショッピング施設を
組み込みやすくもなる。
街にとって、スタジアムの活用法として、
駅前であるメリットは大きい。
って言っても、東静岡駅前に
別の施設ができたとしても、
それなりに経済効果とかはあるはずで、
サッカースタジアムじゃなくてもいいかもしれない。
でもやっぱり、静岡出身で、
1980~90年代を静岡で暮らした僕としては、
静岡のサッカーの力っていうものを信じたい。
あと、ガンバ大阪が寄付金で建設している
サッカースタジアムが2015年秋完成予定で、
広島などでも新サッカースタジアム建設の
機運が高まっている。
2002年の日韓ワールドカップのときとは違って、
全国で「地域に必要とされるサッカースタジアム」が
建てられそうな、新たな時代に入ってきている。
ワールドカップが盛り上がったように、
サッカーの力が地域をもっと楽しくさせる、
そんな思いが、幻想じゃない時代になっている。