沼津港深海水族館へ

仕事の関係で、沼津港深海水族館へ。

駿河湾が日本一深いこと、
静岡県出身の館長が深海生物を愛してることなどから、
2011年11月にオープンした、
世界初の深海生物がテーマの水族館。

浅い海と深い海の
似たような生物を比較して
展示していたりして、
深海の生物っていう、
地味な存在を、魅力的に見せようと、
工夫をしている水族館。

決して広くはないけれど、
深海生物好きなら、楽しめる作り。

この日、老若男女が、
生物をじっと見つめて、
不思議な生き物を楽しんでいた。

脚を広げると3メートルを超える、
世界最大のカニ・タカアシガニは、
とんでもなく迫力があった。

大量のヒカリキンメダイが、
真っ暗な中で光り輝く〝プラネタリウム”は、
神秘さと美しさの両方が感じられた。

そして水族館の2階にある、
シーラカンスミュージアム。
日本にはシーラカンスの商業展示が、
ワシントン条約の関係で5体しかなくて、
そのうちの5体すべてが、
この水族館に置かれている。

ワシントン条約での規制が厳しくなる前に、
捕獲された個体っていうことから、
この5体だけは許されているんだとか。

冷凍標本のシーラカンスから、
未だに脂が出続けていることにビックリした。

あとミュージアムショップでは、
館長たちがデザインして作った、
オリジナルの商品ばかりで、
何度も何度も納得がいくまで改良を続けただけあって、
そのどれもが生物を細かく再現した、
本気の作品だった。

隅から隅まで、お客さんに
楽しんでもらおうっていう気持ちが伝わってきた、
沼津港深海水族館。

それほど大きくない施設だけど、
不思議な生物の魅力に惹き込まれる、
まるで美味しい洋食屋さんみたいな水族館だった。

ちなみに隣接した場所には、
深海魚料理を出してる店が。

脂が乗りまくった、
深海の高級魚・アブラボウズの
炙り寿司が、結構おいしかった。

アブラボウズとか名乗っちゃうだけに、
脂がすごくて、たくさんは食べられないし、
炙らない方は結構もっさりしてたけど、
炙りは大満足の一品だった。

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