2014 J1第21節 もったいなくも妥当な敗戦

J1第21節、清水はホームで
鹿島と対戦し、1-3で敗れた。

先制点を奪ったものの、
後半にPKやフリーキックを与えて自滅。

お互いに退場者を出して、
清水が失点に直結するファールを犯した結果敗れ、
清水はリーグ戦2連敗となった。

天皇杯から中2日の清水と、
天皇杯がなくて中6日の鹿島。

鹿島の調子の良さ、戦力を考えても、
清水はそもそも苦戦する試合だったのが、
スケジュール的な面で、清水はより厳しくなり。

さらに試合で両チームに退場者が出て、
10人対10人になったことで、
清水は体力的に、ますます苦しくなった。

スペースがある分、走らなければならず、
ピッチを広く使われて、
終盤にはもう、追えなくなっていた。

序盤の猛攻を耐えて、
前半を1-0で折り返したところで、
もしかしたらいけるかもと思ったけど、
余計なファールで退場者を出して自滅した。

審判が手を使ったように見えるプレーには、
ことごとくファールをとる中で、
前半の鹿島は相当やりにくそうにしていた。

序盤は鹿島が圧倒的に攻めていたのに、
ノヴァコビッチへの対応に
ことごとくファールになり、イエローが出て、
みるみるリズムを失っていった。

一方で清水は徐々にパス交換ができるようになり、
“今の清水らしさ”が見える、
人もボールも動くサッカーを展開。

でも後半に不用意なファールで
PKとフリーキックを与えて決められ2失点。
フリーキックにつながるファールで
イ・キジェが退場して、勝負あり。
さらにダメ押しのゴールを許した。

逃げ切れるか、引き分けで終われそうだった試合を、
落とした感がある。

今はガマンのときではある。

監督が代わって、チームが新たな戦術になり、
選手もそれぞれ、新しいことに挑戦している。

まだ頭の中が整理できていないか、
頭では整理できたと思っていても、
体がその頭で動けていない。

心や体力に余裕があれば、
この試合の前半にいくらか見せたように、
パスをつないでチャンスを作っていた。
逆にチャンスを作られてたとはいえ、
無失点でしのいでいた。

でもファールからリードされて、
退場者を出し、体力的にも厳しくなったことで、
まだ体に染みついていない、
頭を使わなきゃなんないサッカーは、影をひそめた。
どんどんミスも増えていった。

いいときは、見ていて楽しいサッカーで、
結果も残せそうな雰囲気はある。
得点のための意図を持ったプレーが多い。

そんなサッカーを続けていくことが、
清水が結果を残すうえで、大切だと思う。
ただサーカスを楽しんでるわけじゃないサッカーを、
やろうとしてるし、少しずつできてきている。

ただ、降格圏まで勝ち点4差。

結果が出ていない以上は、
そんなのんきなことも言ってられないわけで、
そろそろどんな形でもいいから、
勝ち点をとっておきたいところ。

今日の試合がまさに、
そんなだったんだけど…もったいなかった。

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