2014 J1第25節 相手に寄せる大切さ

J1第25節、清水はホームで
ガンバ大阪と対戦し、0-3で敗れた。

これでリーグ戦3連敗、
引き分けを含んで6戦連続勝ちなし。

今日も下位チームの多くが敗れたから、
16位以下の降格圏までは落ちなかったけど、
降格圏のひとつ上、15位に。

残留へ、厳しい戦いが続いている。

前半は前節と同じで、
ボールを持ってる相手へ寄せられず、
好き放題やられていた。

試合前は、高い位置でボールを奪うよう、
監督からの指示があったらしいけど、
それができていなかった。

結果、その前半に失点を喫して、
試合を難しくしてしまった。

これから先、勝ち点を積み上げるため、
そしてJ1に残留するためには、
後半にやっていた、
前線から高い位置でプレッシャーをかけて、
相手に自由に攻撃をさせず、
そのプレッシャーに後ろの選手がついていくことで、
2次攻撃、3次攻撃と繰り返すサッカーしか、
方法はないんじゃないかと思う。

84分に失点するまで、後半の約40分間は、
ガンバがペースダウンしていたとはいえ、
相手のボールホルダーに寄せてたことで、
ほとんどチャンスを作らせず、
清水は分厚い攻撃を仕掛けるシーンが多かった。

大榎監督も、後半のようなサッカーが、
本来やりたいサッカーに近いんだと思う。

勝ててないこの6試合で、失点18、
1試合平均3失点っていう、
守備の崩壊から立て直すには、
ゴール前で守るサッカーじゃなく、
相手にしっかり寄せるサッカーだと思う。

選手もそれは分かっていて、
うまくいってないんだろうけど。

大榎監督が就任当初嘆いていたように、
選手たちに、そのサッカーをする体力が
ないっていうのはあるかもしれない。

それに連戦で体力がきつい中、
後半のサッカーは、90分間もたない心配もある。

でも、そうも言ってられなくて、
けが人続出でセンターバックの選手に
不安があるわけだから、
最終ラインで守るっていう考えじゃ、
守りきれないと思う。

今日の後半のようなサッカーを、
怖がらずに出していくことが、
カギになっていくんじゃないかと。

危機感は覚えても、自信を失う必要はない。

ここ5試合、鹿島、鳥栖、浦和、神戸、ガンバと、
正直きつい相手と戦ってきた。

新監督が就任して間もないうえに、
センターバックの駒が足りない状況で
個の能力の高い相手や、
調子のいい相手に勝てないのは、
仕方ない部分もあったと思う。

もちろん清水にミスが多くて、
仕方ないなんてことはないけれど、
上位陣が相手なのは確かだった。

ここから残り9試合は、
中位~下位のクラブと多く当たる。

これまでよりも勝つチャンスがあると、
自信を持っていい。

自信を持って戦えれば、
プレーへの迷いがなくなって、
今日の後半のように出足が早くなるだろうし、
プレー精度が上がってミスも減る。
試合を通じて集中力もキープできる。

個の力で上回れる相手なら、
余裕を持ったプレーもできるようになる。

そうすれば、ここ数試合とは違った
サッカーが見られるだろうし、
ここ数試合とは違う結果を残せる!

…という最高の形になることを、
信じるしかない!

次節の相手は17位・大宮、
その次の相手は16位・セレッソ。

この2試合の結果が、
勝ち点を積み上げるうえでも、
選手たちの精神的な面でも、
残留争いを大きく左右する。

今日の前半の戦いをすれば、
同じ結果が待っている。

でも今日の後半の戦いを最初からすれば、
違う結果が待っていると思う。

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