2014 天皇杯準々決勝 このままブレずに

サッカー天皇杯準々決勝、
清水は名古屋と対戦。
延長まで戦って2-2で決着つかず、
PK戦を5-3で勝利した。

ノヴァコヴィッチ不在の中、
1トップに大前が入る形になり、
高さがない分、機動力で相手をかく乱。

後半2-0になったのに、
簡単に失点する悪さはありつつ、
主導権を握る戦いで、準決勝進出を果たした。

この試合、ボールへの反応がかなり良かった。

そしてこれまで試合の入りが悪くて、
前半は何もできない試合が多かった中、
前半の入り、後半の入り、
延長戦の入りがどれも良くて、
ボールへ行けて、ボールを回せていて、
セカンドボールを拾えていて、
チームとしてしっかり戦えていた。

気持ちが入ってたからってだけじゃない。
チームとしての完成度が、
少しずつ上がってきてるんだと思う。

どう動くのかが頭で整理されてきてるうえに、
1週間前に前線からのプレスで
勝った成功体験があるから、
迷いなく動けてるんだと思う。

明らかに名古屋の方があたふたしてて、
清水は堂々と、アグレッシブに戦えていた。

前からの守備は、攻撃も機能させた。
2点とも、前目で奪ってのゴールだった。

高木俊が2点とも「練習通り」と語ったように、
この1週間で練習してきた攻撃が、
試合できっちりと表現できていた。

この「やったことがうまくいく」経験も、
これから戦う中で、自分たちを信じる材料になる。

2点差を追いつかれたことで、
リーグ戦なら引き分けに持ち込まれた展開は、
褒められたもんじゃないけれど、
これからの戦いに向けて、
大きな自信になる試合だったと思う。

あとは1週間後のリーグ戦、
ノヴァコヴィッチが戻ってきたときも、
今日と同じ戦いができるかどうか。

セレッソ戦でうまくいく兆しは見えてたから、
問題ないとは思うけど、
今日よりは機動力は落ちる。
そこをどうチューニングできるか。

あと攻撃でも、
変にノヴァコを意識せずに、
今日と同じようなことができるかどうか。

自信を持てる根拠が芽生えてきてるから、
いけるんじゃないかと思う。

あと日程面でも運が良かった。

天皇杯のベスト8は、
清水×名古屋以外は、すべて来週水曜開催。

というのも、今日試合があったJ2勢3クラブや、
明日ナビスコ杯があるガンバ大阪が絡むと、
水曜開催になっていた。

ベスト8のうち4クラブが
土日に試合がある中で、
そこに絡まない2クラブが当たったから、
今日の土曜に試合ができた。

もし水曜に120分戦ってたら、
中2日のリーグ戦は、かなり疲労が残ってたはず。

さらにそのあとも中3日で、
水曜・日曜と続いてるから、
天皇杯が土曜開催で、本当に良かった。

リーグ戦残り7試合、
ホーム4試合と、関東3試合で、
移動の面でもそこまでキツくない。

風向きは、悪くない。

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