2014 J1第33節 運命は最終節に

J1第33節、清水はアウェイで
柏と対戦し、1-3で敗れた。

勝ち点を積み上げられなかったけれど、
降格圏の16位・大宮も敗れて、
大宮とは勝ち点差3、得失点差は同じ状況。

大宮との残留争いは、最終節に持ち越された。

清水は、天皇杯で主力を温存したことが
活きることなく、試合を終えた。

スタメンのうちGKの櫛引と、
センターバックの三浦以外の9人が
中1週間の試合だったにもかかわらず、
全体的に運動量は多くなく、
ボールを持ってる選手にプレスがかからず、
セカンドボールを拾えない試合。

天皇杯で主力を温存したのは、
この試合に限っては、失敗に終わった。

相手と同じだけ休んでるのに、
清水の方が運動量が少なかった。

じゃあ、清水が重かったのかというと、
体のコンディションというよりも、
単純にこの能力の差があったから、という気がした。

相手に簡単にいなされるからか、
ボールにいけない、寄せられないことが、
とんでもなく多くて、
清水がやられ放題になるパターンだった。

自由にパスを供給されて、
パスを受けた人へ急いでプレスするけれど、
後手後手になって、ピンチを招く。

追いかけるから体力を使って、
体力がなくなってく悪循環。

普通に、力負けだった。

その中で、櫛引のパフォーマンスが、
普通の状態に戻ってたのと、
長沢が復帰したことは、最終節に向けてプラス材料。

後半残り20分に投入された長沢は、
相手が疲れている時間帯とはいえ、
ボールをことごとくキープできていた。

最終節はもう少し時間を伸ばして
プレーできるだろうから、
苦しいときの預けどころとして、
得点源として、セットプレイの守備で、
かなり頼れる存在になると思う。

気持ちだけで戦う状況になったとき、
パスをつなぐとか、自分たちの戦い方とか
言ってる場合じゃなくなってるとき、
特に効果を発揮できるだろうし。

そして、次の最終節・甲府戦。
この試合で、すべてが決まる。

今節、大宮が負けて、本当に良かった。

あんまよそが負けたことを、
良かったとか言うのは
良くないことかもしれないけれど、
これは抑えられない!ホントに良かった!

大宮が負けたことで勝ち点は…

15位 清水 35 -18
16位 大宮 32 -18

つまり清水は勝つか引き分ければ、
自力で残留を決めることができる。

でも“もし”今節に、
大宮が勝ち点3を積み上げてたら…

15位 大宮 35 -17以上
16位 清水 35 -18

という順位で、最終節に清水は
勝ってもダメな可能性があった。

つまり断然有利な状況で、最終節を迎えた。

でも清水は負けると、
降格が決まったセレッソが相手の大宮は、
勝つ可能性が結構高い。

清水は自分たちの勝ち負けだけを
考えればいい状況。

甲府には、個の力で上回られないと思う。
だから今日のようなうまくいかない展開は、
あまり考えにくい。

ただ、清水には大きなプレッシャーがかかる。
満員になりそうなホームの声援を、
力に変えられるか、それとも重石になるか。

冷静になろうとすればきっと、
体が動かなくなる。
冷静にならずに、昂っちゃえばいい。

チームが理想とするサッカーを、
自分たちのサッカーだと思って、
今戦ってるかもしれないけれど、
まだ浸透してない今、それは自分たちのサッカーじゃない。

昂ったときに、自然と出ちゃうサッカーが
今の自分たちのサッカーだと思う。

試合状況や中にいる選手によっては、
放り込みだっていいし、パワープレイだっていい。
それが今、現時点での自分たちのサッカーだから。

次につながる試合は、
勝つか引き分けるかしかない。
この試合は、内容が良くても、次にはつながらない。

勝つか引き分ければJ1残留。

求められてるのは、結果だけ。
こんなシンプルなことはない。

「2014 J1第33節 運命は最終節に」への2件のフィードバック

  1. 清水のグーナー

    いよいよ明日ですね。僕も参戦します。勝利を信じてともに応援しましょう。

  2. イチカワ

    >清水のグーナーさん
    いよいよです!参戦するんですね!
    僕はテレビ観戦ですが、気持ちは一緒に戦います!
    勝ってJ1に残ることを信じてます!

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