2015 PSM とりあえず1つ目の形

Jリーグプレシーズンマッチ、
清水はホーム・愛鷹で甲府と対戦し、
1-0で勝利した。

開幕前の試合で結果は関係ないけど、
ここ3試合を3連敗の失点8という中、
勝てたこと、無失点だったことは、
精神的に良かったと思う。

今日の試合のポイントは2つあったと思う。
センターフォワードに長澤が復帰したことと、
最終ラインにセンターバックの選手を4人並べたこと。

戦い方が分かりやすくなったことで、
選手たちの迷いが、どのくらいか消えてたように思った。

もちろん甲府の前線からのプレッシャーが、
これまで3試合の相手よりも、
緩めだったっていうのはあると思う。

ただ、いい意味で
「苦しくなったら長澤に蹴ればいい」
「サイドバックの攻撃参加は期待しない」
っていう分かりやすさが余裕につながって、
全体的に落ち着いたボール回しができていた。

そしてディフェンス面、高さの面で、
ある程度計算できるような布陣だから、
前目の選手が、ある程度安心して攻撃できてた。

2つの変更がもたらしたのは、
戦力アップっていうよりも、
精神面でのプラスが大きかった。

特に長澤の復帰は、チームを落ち着かせたと思う。

とりあえず、開幕はこの形でいいと思う。

どうもうまくいかずに、
自信を持てないままシーズンに入って、
ズルズル負け続けるよりも、今の方がいい。

とは言っても、昨シーズンだって、
長澤がいたときには、調子が良かった。
長澤がいなくなって、調子がガクッと落ちた。

昨シーズンと同じ課題を抱えたまま、
シーズンに入ることにはなるし、
大きなケガ明けの長澤がどこまで稼働できるか、
まだ心配な面もある。

長澤をオートマチックに狙うんじゃなく、
長澤を考えた結果狙う意識を誰もができれば、
誰が前線に来ても大丈夫になっていくと思う。

そこに昨シーズンとの違いがあれば、
「プレッシャーを受けても余裕を持てる」ことが
少しはできるチームになっていって、
結果はついてくると思う。

そして、2人の外国人選手が、
どこまでフィットするか。
いつコンディションが上がるのか。

こればっかりは、まだ分からない。

2人の外国人がスタメンなら、
誰が控えに回って、
どういうフォーメーションになるのか。

たぶん開幕までには完成しない。
シーズンに入ってから
成熟度を高めていくことになると思う。

だからこそ、とりあえずのプロトタイプを、
今日のプレシーズンマッチで示せたことは、
大きかったように思う。

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