2泊3日の中国・北京旅行3日目。
■4:05
起床
■4:25
ホテル発
■5:00
天安門広場
■5:08
昇旗儀式(日の出時刻)
普通に行進があって、旗を揚げる。
何かショー要素があるわけでも、
ものすごい演奏があるわけでもない、
それだけの儀式に、人がかなり集まっていた。
朝早くから、ものすごい人の数だった。
■5:50~6:00
ランニング
人のいない王府井の
メインストリートをランニング。
■6:40
ホテルで朝食(写真は2人分)
普通か、それほど美味しくはない。
部屋に戻って…
外を見ながら支度をして…
■7:25
ホテル発
新東安の裏からタクシーで天安門広場の方へ。
タクシー乗り場に係員もタクシーもおらず、
タクシー乗り場前の道路でタクシーに乗って…
道路をくぐるトンネルを歩いて…
物々しい雰囲気の場所に出るとそこは…
■8:00
毛主席紀念堂(無料)
バッグなどの手荷物の持ち込みが一切禁止。
有料の荷物預かり所で、手荷物を預けて、
財布と、パスポートと、携帯だけを持っていく。
カメラを持っていくのも厳禁。
ただスマホを持ってくのはOKだから、
結果的にカメラOKではあるんだけども。
中国人のツアー客は、外に荷物を固めて置いて、
ツアーの添乗員の人が見ている形。
で、中国全土から人が押し寄せるので…
とんでもない行列。
ツアー客が、ものすごい。
行列は数百メートル。スケールが違う。
ただ、あまり止まらず進み続けるから、
列の割に待ち時間は長くなかった。
(8:20に並び始めて、9:00ごろには館内に入れた)
係員がとにかく厳しい。
少しでも前との距離が空くと
「早く前に行け!」みたいなことを、
スピーカーで怒鳴られる。
それに素直に従い、前に詰める人たち。
と同時に、列を守らずスルスルと前へ進む人も。
この行列の長さと、そういうきつい言葉があったら、
列を守らずに前に行っちゃう人がいるのも仕方ないと思った。
館内はもちろん、撮影禁止。
(建物に入る前のセキュリティチェックあたりから禁止)
館内に入ると、毛沢東の献花台に
花を手向けて、祈りをささげる人が続々といた。
で、その奥にあったのが、毛宅東のミイラ。
防腐処理された遺体が安置されているのを、
眺めて、さっと通りすぎていく。
やけに血色が良く、ろう人形みたいにツヤがある毛沢東。
本物かどうかは分からない。
出口側
毛沢東グッズ売り場 紀念堂は人気なのに買ってる人はほぼいない
また王府井へ戻って、
お茶の店でおみやげのお茶を買ったあと…
■10:30
狗不理包子
鶏胸肉・ナッツとセロリとニンジンの和え物
豆乳
包子(中華まん)
言葉が通じないから、ジェスチャーで注文。
包子が名物で、西太后が好んだことで知られるらしい店。
ミックスという、いろんな味の包子を注文。
正直、カニみそまんとか、野菜まんとか、
くどかったり、味にクセがあったりして、
普通の豚まんが一番美味しかった。
あとはナッツとセロリとニンジンの和え物が、
まあまあ美味しかった。量が多い。
店を出て…
呉裕泰茶荘の抹茶ソフトクリーム。
初日に間違えて、別の店の抹茶ソフトを買ったから、
今度こそ、食べたかった濃厚抹茶ソフトを買った。
ただし初日は晴れで気温2?度、
今日は雨で気温6度。
ソフトクリームの販売場所あたりを
何度か往復したけど、買ってる人は1人も見あたらなかった。
店の人も、ソフトクリーム買うのかよ的な反応。
たぶんこれが最初で最後の北京。
今、買うしかなかった。
味は、濃厚な抹茶!
苦味がかなりあって、美味しい!
初日のソフトクリームよりも、
抹茶感が強くて、食べた甲斐があった。
ただ食べたあと、異常に寒かった。
■12:07
ホテル発
ホテルのすぐ前から、タクシーで東直門駅へ。
北京旅行では、何度かタクシーに乗ったけど、
街でも、タクシー乗り場でも、ホテル前でも、
どのタクシーも親切で、ぼったくられず、
問題なく乗ることができた。
僕ら客が乗ってるのに、家族とスマホの
ハンズフリー通話をしてる運転手はいたけど、
誠実な人ばかりだった。
最後の人は、雨の中でドアを開けてくれて、
にこやかに対応してくれて、とても良い印象。
中国のタクシーはマナーが悪いと、
北京オリンピックのころ聞いたことがあったけど、
全然問題なかった。
ちなみに交通についてもうひとつ。
駅には必ず…
改札から入る前に、
こういう手荷物検査の機械があって、
荷物をくぐらせて、異常がなければ通りぬけられる。
異常と判断されたことはなかったけど、
これがよく並んで、駅で時間がかかった。
■13:05
北京首都国際空港着(第3ターミナル)
■14:05
空港で食事
四川料理的な麻辣鶏肉を食べた。
かなり辛かったけど、旅で屈指の美味しさ。
チャーハンは、味が薄め。
でも麻辣鶏肉の味が濃いからちょうどいい。
飲み物は、鉄観音とジャスミン茶。
この北京旅行で、この空港の料理が、
一番美味しかったかもしれない。
というか、北京旅行中に食べたものは、
全体的にそれほど美味しくなかった。
美味しいところへ行かなかっただけかもしれないけど、
北京はグルメのために行く場所じゃないんだろうなと。
上海の人も、そんなことを言ったりするらしい。
■15:35
北京首都国際空港発
他の飛行機が飛ばないとかで、
出発が遅れつつ…
■19:55
羽田着 予定より5分早く到着
■22:00
帰宅
天安門広場、故宮博物院、万里の長城、天壇公園、
毛主席紀念堂などなど、そのスケールの大きさや、
日本とは違う佇まいとかが面白かったけど、
それよりも、北京を旅して良かったのは、
「中国」という国を肌で感じられたこと。
日本のような自由が、中国にはなかった。
主要な施設や駅では手荷物検査があり、
行列では軍隊のように「前へ詰めろ」と指示され、
ネットはアメリカ系のサイトがつながらない。
中国の人を疎ましく思う人は多いかもしれないけど、
中国で育てば、日本で育った人と、
まったく違う性格や価値観になるのは仕方ないと思った。
情報が国家レベルで遮断されているわけだから、
世界とのズレが生まれるのは当たり前。
中国の人に、悪気があるわけじゃない。
外から見た中国と、中で見た中国は、
僕にとっては、まったく違うものだった。
そしてこの異質感が、刺激的だった。