昨日のJ1 1stステージ第11節、
清水はアウェイで神戸と対戦し、2-1で勝利。
9戦勝ちなしだった中、
内容が良くなってきてたタイミングで、
きっちりと勝ちを収められた、価値ある試合。
順位は降格圏のままだけど、
チーム状態は上向きで、
これからに期待できる勝利だった。
相手にケガ人がそれなりにいて、
メンバーが落ちてたことで、
清水の方が機能してたっていうのはあると思う。
ただ前の試合からの流れを考えると、
清水も状態はかなり上がってきてるといえそう。
その大きな要因はやっぱり、
外国人2人が噛みあってきたことだと思う。
お互いを理解し始めている感じがする。
そのおかげで迷うことが減って、
判断のスピードが上がって、
ボールへの反応が速くなり、
選手がフリーのうちにボールを回せて、
攻撃でのスピードが上がってたんじゃないかと。
頭に余裕ができるから、
周りが見えるようになるし、
トラップやパスも安定するわけで、
テクニックある選手たちが生き生きとする。
縦へ走り込んでの突破が多かったのも、
考えを共有できてきてるのが大きいと思う。
相手の個人能力が高い場合に、
封じられるかもしれないけれど、
良くなりつつあった中で勝てたのは、
自信を持つうえで大きな意味があったと思う。
内容が良くても勝てないとき、
最初のうちは「このまま続ければ勝てる」と、
自信を失わず戦うことができると思う。
でもそれがあまりにも続くと、
「じゃあどうしたら勝てるのか?」と、
不安がどんどん大きくなっていく。
どんなに歩いても街が見えない砂漠で、
最初は「歩いてるうちに街に着く」と歩くけど、
一向に街の見えない時間が続くと、
「いつになったら街に着くのか?」と、
不安に苛まれるものだと思う。
今回、街が見えたことで安心できたはずだし、
他にも街があるだろうことも、
感じられたんじゃないかと思う。