2015 J1 2nd第5節 2つの変化で2nd初勝利

J1 2ndステージ第5節、
清水はアウェイで横浜FMと対戦し、2-1で勝利。

清水は流れの悪い前半にリードを奪われ、
低調なまま敗れそうな気配があったものの、
後半、それでも持ち直して逆転勝ち。

下位陣が軒並み足踏みしたことで、
年間順位で残留圏内の15位・新潟と、
勝ち点差は3に詰めることができた。

この日、清水には前の試合から変化があった。

・ウタカに代えて白崎を入れたこと
・3バックから4バックに変え、
 最後15分は4人のセンターバックを並べたこと

僕は、前節の川崎戦を見て、
どっちかをやることが改善策だと思ってたけど、
大榎監督は、どっちも変えてきた。

ウタカはケガの影響でベンチスタートと、
やむを得ずだったかもしれないけれど、
僕はどっちも、正しい軌道修正だったと思う。

結果的に勝てたし、前の試合より追えてたし、
サイドを突かれる回数は減った。(まだ多いけど)

まだまだ内容的には、偶然勝てたレベルに近い。
横浜の状態の悪さに助けられた。
前半の清水の内容は、選手同士がまったくかみ合わず、
何をしてもダメなのかという感じが漂っていた。

それでも後半、横浜が落ちたこともあって、
清水は全体のバランスが改善され、
セカンドボールを拾える形を見出せ、
相手を自由にさせる回数が減ったのは、
これから中断して2週間のトレーニングに、
いい影響を及ぼすと思う。

中断前にこの形をやって勝てたことで、
2週間、不安なままトレーニングをするような
最悪な事態は避けられたと思う。

2週間後の再開で、今日のやり方か、
それをマイナーチェンジさせて戦う覚悟が、
これでできたんじゃないだろうか。

システムを変えて負けたら、
もう打つ手がない気持ちになるだろうけど、
勝てたことで、ひとつの手として信じられる。

村田も試合後に話していたけど、
これから2週間をいいメンタルで過ごせる。
練習に前向きに取り組めるのも大きい。

とはいえ、まだ内容は決して良くない。

たぶん決められるストライカーがいるチーム相手や、
今日も最後まで中村俊輔が出ていたら、
どうなっていたか分からない。

2ndステージ、鹿島戦や名古屋戦で
勝てる試合を引き分け、今回はなんとか勝てた。
勝てる試合を、3分の1の確率で勝てただけのこと。

ここから2週間は、非常に大事になる。

ボールを奪うための選手の動き、
奪ったときの動き、失ったときの動き、
それを整理するだけでも時間はかかる。

そこへ、今日はほぼうまくいってなかった、
テセとのコンビネーションの構築。

それができれば、失点は減ると思う。
これまで改善できてないから、
ボロボロだったわけだけど…
これまで学んだ分が生きると、信じるしかない。

そのうえで、最後はウタカをどう融合させられるか。
ここから2週間のトレーニングで、
ウタカがまだ思うように走れないのなら、
そして中断後も運動量が改善されそうにないなら、
回復しても、ベンチスタートでいいと思う。

2週間のトレーニングを、2週間後に活かしてほしい。
シンプルに、そうであってほしい。

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