2016 J2 第4節 大きな心配

J2第4節、清水はホームで
札幌と対戦し、0-2で敗れた。

今シーズン初失点、J2初黒星、
そして相変わらずの得点力不足で、
序盤以外、あまりいいところがなく敗れた。

心配になるゲームだった。

それはホーム3試合連続無得点に終わったことでも、
セットプレーからの流れで2失点したことでも、
開幕4試合で首位・セレッソに勝ち点差8まで
離されていることでもない。

失点したこと自体は、心配していない。
攻撃も最初からこうなることは覚悟していた。

何より心配になったのは、
オウンゴールでの1失点目のあとのシーンだった。

センターバックのビョンが
オウンゴールをしてしまった直後、
選手同士のコミュニケーションが見られなかったのが、
本当にこのチームは生まれ変わったのか、
すごく心配になった。

昨シーズンの悪いときと変わらない。

励まし合うわけじゃなく、
もう負けたかのような落ち込んだ表情で、
そのまま引きずっているようにも見えた。

それから精彩を欠き、
ボールへの反応が遅れ、プレーの精度が下がり、
プレーがおどおどした感じになって、
相手にボールを奪われるシーンが増えた。

2失点目でGK西部がゴール前に
こぼしたボールを相手に詰められたシーンでも、
相手選手が2~3人詰めているっていうのに、
清水の選手は棒立ちで眺めるだけ。

失点のあとにコミュニケーションをとったり、
鼓舞したり、切り替える。
それをやるべきだと選手も分かっていて、
昨シーズンも「次は改善したい」と
選手たちは毎回言ってきた。

僕はテレビで見ただけだから、
実際は失点後にたくさん声が出てたのかもしれないし、
コミュニケーションをとったのかもしれない。

もし、テレビで見た通り、
失点直後にすぐ「切り替えよう!」っていう
リアクションがなかったのなら、
この部分が変わらない限り、
チームはうまくいかないと思う。

清水が変わるべき部分は、そういうところ。

うまくいかない根っこにあるのは、
そういうところなんじゃないかと思う。

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